ブログ

フィードバックとは?人材育成における効果や注意点をご紹介します。


「フィードバックってどんな意味だろう。人材育成にはどう役立つのかな…」

と思っている方。

人材育成におけるフィードバックとは「結果から得た情報を次の行動に生かし、理想的な結果へと近づける方法」のことです。正しいフィードバックはチームの目標に対して、全員で向かっていくことにつながります。

とはいえ、これだけだとどんなフィードバックがいいのか、わかりにくいですよね。

そこでこの記事では、

  • フィードバックの意味
  • 人材育成におけるフィードバックの目的、効果
  • フィードバックをするときの注意点

をご紹介します。まずはこの記事で、フィードバックについて大まかに理解しましょう。

フィードバックの意味とは

フィードバックは使われるにつれて意味が徐々に変わってきた言葉です。ここでは

  • 人材育成におけるフィードバックの意味
  • フィードバックのもともとの意味
  • アメリカ英語におけるフィードバックの意味

の順に、フィードバックについて概要を紹介します。

人材育成におけるフィードバックの意味:結果を次の行動に活かして、理想的な結果につなげる

人材育成におけるフィードバック(feedback)とは、ある作業によって生じた結果から得た情報を次の行動に生かすことで、理想的な結果へと近づける方法のことです。

人材育成においては、上司が部下の行動や結果に対してアドバイスをする、つまりフィードバックをすることが一般的ですね。

次では、フィードバックの

  • もともとの意味
  • アメリカ英語での意味

をそれぞれご紹介します。

フィードバックのもともとの意味:制御工学において、出力を基に、次の入力を変える

もともとフィードバックとは、制御工学において、「出力を入力側に反映させて、次の出力が理想の値に近づくように、入力を増大または減少させること」を指す言葉でした。

制御工学におけるフィードバックとしては、例えば以下のような、自動車の速度調節が挙げられます。

  1. 車が上り坂に差し掛かったので、運転手がアクセルを少し踏んで、車のスピードをあげる(最初の入力)
  2. 思ったよりも車のスピードが出ない(出力)
  3. 運転手がさらにアクセルを踏んで、車のスピードをあげる(出力を反映した入力)
  4. 運転手が予想した通りの、車のスピードが出る(理想的な出力)

アメリカ英語におけるフィードバックの意味:反応から得られる情報

アメリカ英語でのフィードバックとは、「過程や活動に対する反応、あるいはそういった反応から得られる情報」です。

この意味でのフィードバックの使用例としては、インスタグラムの「フィードバックを送信」ボタンが挙げられます。

インスタグラムでは、不具合がおきた時に、「フィードバックを送信」と書かれたボタンが出てくることがあります。ボタンを押すと、どんなときに不具合が生じたか、インスタグラムの開発者に伝えることができます。

フィードバックを言い換えると、「反応」や「反省」

フィードバックの類義語としては、「反応」や「反省」が挙げられます。人材育成における意味に関しては、「反省」の方が近いですね。

次では「フィードバック」の対義語にあたる「フィードフォワード」についてご紹介します。

フィード”バック”とフィード”フォワード”との違い:テーマにするのが過去や今の結果か、未来の結果か

フィードバックとフィードフォワードの違いは、「いつ」の問題をテーマにしているか、です。対象が「結果」であることからもわかるように、フィードバックの対象は「過去」あるいは「現在」です。

一方フィードフォワードの対象は、過去や現在の出来事ではありません。フィードフォワード(feedforward)とは、自分が変えたいテーマや行動、つまり未来について周りからアイデアをもらうことです。

今までの結果について考えるフィードバックと未来の結果について考えるフィードフォワード。この2つを使ってOKRのような野心的な目標設定のフレームを利用すると、人事制度としての効果をより強く発揮できます。

ゆえに、OKRの実現に向けたフィードバックをするには、最後に「これからはどうしていくか」というフィードフォワードについて考える時間を作るのがおすすめです。

次では、人事におけるフィードバックの目的と効果をご紹介します。

人材育成におけるフィードバックの3つの目的と効果

人材育成におけるフィードバックの目的と効果としては、以下の3点が挙げられます。

  1. 目標を達成しやすくする
  2. 部下の自発的な成長につながる
  3. 肯定的なフィードバックを受けた部下のモチベーションを高める

1. 目標を達成しやすくする

まずフィードバックによって、部下が目標を達成しやすくなります。なぜなら上司のフィードバックによって、ゴールと現在地、そしてゴールへと向かう経路を部下に把握させることができるためです。

例えば同じ部署の上司が部下の進捗に対してフィードバックをする場合、上司は自分の経験を元に、効率的な業務の進め方などを提示できますね。

2. 部下の自発的な成長につながる

フィードバックの2つ目の効果は、部下の自発的な成長の促進です。

部下が上司によるフィードバックを繰り返し受けることで、どのようなポイントに気をつけるべきかわかってきます。すると、だんだんと部下が自分自身に対してフィードバックをする、つまり自己内省をする習慣を身につけることが可能です。

3. 肯定的なフィードバックを受けた人のモチベーションを高める

フィードバックの3つ目の効果は、モチベーションの向上です。

特に「この部分はいい」などの肯定的なフィードバックは、部下のモチベーションを高める効果があります。単純な方法と思うかもしれませんが、だれしも褒められるとやる気がわきますよね。

次では、効果的なフィードバックをするために注意しておくべきポイントをご紹介します。

フィードバックをする際の3つの注意点

上司が部下に対して、効果的なフィードバックをするために注意しておくべきポイントは、以下の3つです。

  1. 具体的なフィードバックをする
  2. 評価者と対面して行う
  3. 早めに、頻度を高めて行う

1.具体的なフィードバックをする

最初のポイントは、具体的なフィードバックをすることです。なぜなら具体的なフィードバックの方が、実際のアクションに移しやすいためです。

例えばメールの返信について、部下に対して「適切に対処してほしい」とフィードバックをしても、ではどんな改善をしたらいいのか、部下はわかりませんよね。

『メールを見た時点で「とりあえず見た」という内容のメールを送る』など具体的なアクションを示した方が、スピーディに正しい行動ができます。

加えてフィードバックが具体的であるほど、部下は「上司が私のことをちゃんと見ている」と感じます。つまり具体的なフィードバックによって、上司と部下の間での信頼関係が深まるわけです。

2.対面して行う

2つ目のポイントは、できるだけ直接会ってフィードバックをすることです。なぜなら対面の方が、コミュニケーションを取りやすいためです。

例えば文章だけのフィードバックだと、部下から見ればぶっきらぼうに思えてしまう可能性も少なくありません。一方で対面での表情を用いたコミュニケーションなら、一見冷たい言葉も部下に好意的に受け取ってもらえる場合があります。

リモートワークの場合はビデオチャットなど、擬似的な対面コミュニケーションで代用するのがおすすめです。

3.早めに、頻度を高めて行う

最後のポイントは、スピーディで高頻度のフィードバックをすることです。なぜなら早めのフィードバックの方が、軌道修正がしやすいためです。

例えば2〜3ヶ月かかるプロジェクトの3ヶ月目に、「最初の1ヶ月がダメだった」と言われても、フィードバックを受けた人は「その時に言ってください!」と返したくなりますよね。

一方で最初の1ヶ月の時点で「この点がダメ」と言ってもらえれば、プロジェクト全体の修正がしやすくなります。

このように早めに行うのも、フィードバックのポイントです。

またOKRなどの目標管理の手法においては、高頻度なフィードバックが欠かせません。というのもフィードバックを高頻度にすることで、目標の再設計や目標達成を目指すことによる成長も早めることができるためです。

正しいフィードバックで目標達成に向けたチーム構築を!

この記事では、まずはじめに「フィードバックとは、ある作業で生まれた結果から得た知見を次の行動に生かすことで、理想的な結果へと近づける方法」である、と紹介しました。

次にフィードバックの目的や得られる効果として、以下の3つを挙げました。

  1. 目標を達成しやすくする
  2. 人材の育成を促す
  3. 肯定的なフィードバックを受けた人のモチベーションを高める

最後にフィードバックの注意点として、以下の3つを挙げました。

  1. 具体的なフィードバックをする
  2. 評価者と対面して行う
  3. 早めに、頻度を高めて行う

フィードバックは1回きりでなく、何回も繰り返すことで効果が高まるものです。まずは日々のスケジュールのどのタイミングにフィードバックの時間を組み込めそうか、検討してみてくださいね。



OKRを簡単導入して運用する仕組みResily(リシリー)

【PR】働き方改革にはOKRの導入がキーになる

OKRを導入することで全社のベクトルを合わせた目標設定ができ、無駄を排除して効率的な企業活動を実現できます。
クラウドOKRサービスのResilyは、OKRフレームワークを簡単に進めていくための型を提供し、運用負荷を削減します。
会社全体が1つのチームになり、アクション改善の判断に必要な情報共有がスムーズに進みます。
ご興味ご関心がありましたらお気軽にお問い合わせください。

うまくいく会社の目標設定・運用の仕組みをクラウドで - クラウドOKRサービス「Resily」