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【人事向け】ジョハリの窓とは?メリットや見方、使い方をわかりやすく紹介します


「ジョハリの窓ってなんのことだろう。心理学に関するものっぽいけど、何かに使えるのかな」

と思っている方。

ジョハリの窓とは、他者に対して自分をどのように公開するか考えて、コミュニケーションを取りやすくするツールです。社内チームでワークショップを行うと「他人は知っているが、自分は気づいていない自分の特徴」などを知ることができ、より深いコミュニケーションにつながります。

しかしこれだけでは、ジョハリの窓をどのように仕事で活かすべきかはわかりませんよね。

そこでこの記事では、

  • ジョハリの窓とは
  • ジョハリの窓のメリット
  • ジョハリの窓の、人事制度での活用の仕方
  • ジョハリの窓のやり方
  • ジョハリの窓を利用する際の注意点

をご紹介します。まずはこの記事で、ジョハリの窓を大まかに理解しましょう。

「ジョハリの窓」とは、自他の認識の違いを知り、円滑なコミュニケーションするためのツール

「ジョハリの窓」とは、自分に対する自他の認識の違いを知り、コミュニケーションを取りやすくするツールの1つです。「ジョハリ」という言葉は、「ジョハリの窓」の提唱者、ジョセフ・ルフト(Joseph Luft)とハリ・インガム(Harry Ingham)に由来します。

「ジョハリの窓」は、一般的には1つのチームの研修で行われるものです。しかし後述する「ジョハリの窓」を参考にしたテストを受けることで、1人だけでも擬似的に「ジョハリの窓」を使うことはできます。

ジョハリの窓を構成する4つの窓

ジョハリの窓において、自分に対する認識は、「自分が知っている/知らない」と「他人が知っている/知らない」によって分類されます。

これを表にすると、以下のようになります。「ジョハリの『窓』」とあるように、格子状の枠が取り付けられた窓のように見えるのが特徴です。

自分は知っている 自分は知らない
他人は知っている 開放の窓 盲点の窓
他人は知らない 秘密の窓 未知の窓

それぞれに欄にある窓は、以下のような特徴を持ちます。

  • 開放の窓:自分も他人も知っている自己
  • 盲点の窓:自分は気がついていないものの、他人が気づいている自己
  • 秘密の窓:自分は気がついているが、他人には見せていない自己
  • 未知の窓:誰もまだ気づいていない自己

これらそれぞれの窓に「発想力がある」などの特徴を入れることで、自分のどんな特徴が誰に気づかれているか、を知ることができます。

次ではジョハリの窓を活かすことで得ることができるメリットをご紹介します。

ジョハリの窓の2つのメリット

ジョハリの窓を活かすことで得ることができるメリットとしては、以下の2つがあります。

  1. コミュニケーションの円滑化
  2. 信頼をより強くする

1. コミュニケーションの円滑化

まず1つ目のメリットは、コミュニケーションの円滑化です。コミュニケーションが円滑になる理由は、自己理解が深まることにあります。

ジョハリの窓、特に盲点の窓にある特徴を知ることで、人は自己理解を深めることが可能です。例えば「自分では当たり前すぎて気づかなかったけど、他の人よりも自分は聞き上手なんだ」など。

これは例えば、RPGゲームで隠しステータスが明らかになったようなものです。盲目の窓を通して自分の隠れた特質に気づくことで、自分と他人の違いをより意識してコミュニケーションをとれるようになります。

2. お互いへの信頼をより強くする

2つ目のメリットは、信頼がより強くなることです。その理由は、自己を他人に開示することにあります。「秘密の窓(自分は気がついているが、他人には見せていない自己)」に当てはまる特質をオープンにできると、親密度が高まります。日常生活においても、会ったばかりの人より親しい友人の方が信頼できますよね。

そういった信頼関係の構築に役立つのが、ジョハリの窓のメリットです。

次では「コミュニケーションの円滑化」と「互いへの信頼の強化」という2つのメリットに関して、ジョハリの窓の人事制度での活用の仕方をご紹介します。

ジョハリの窓を人事制度で活用する仕方:チーム内研修で、チームワークを向上させる

ジョハリの窓は、チーム内研修で、チームワークを向上させるのに使えます。なぜなら、ジョハリの窓には信頼関係を深める効果があり、また互いへの信頼はチームワークを向上させるためです。

次では、ジョハリの窓の具体的なやり方をご紹介しますね。

ジョハリの窓の具体的なやり方

ここではチーム間での活用を想定して、ジョハリの窓のやり方をご紹介します。

ジョハリの窓には、以下の3通りのやり方があります。

  1. 対面形式で、紙とペンを使ってジョハリの窓を活用する
  2. webアプリを使って、ジョハリの窓を活用する
  3. ジョハリの窓を応用した、自己分析診断テストを使う

1. 対面形式で、紙とペンを使ってジョハリの窓を活用する

まず最初にご紹介するのは、対面形式で、紙とペンを使ってジョハリの窓を活用する方法です。

必要なもの

  • 筆記用具
  • 無地の紙
  • 「ジョハリの窓」のように、線で4つに区切ったシート

やり方

紙とペンを使ったジョハリの窓のやり方は、以下の通りです。

  1. 3、4人でグループを作る
  2. 自分に対して、19の要素(後述します)から当てはまるものを書いていく
  3. 相手ごとに紙を用意し、それぞれに当てはまる要素を書いていく
  4. 紙をそれぞれに渡す
  5. 紙が出揃ったら、線で区切ったシートにそれぞれの要素を記入する

19の要素とは、以下の要素のことです。

  1. 頭が良い
  2. 発想力がある
  3. 段取り力がある
  4. 向上心がある
  5. 行動力がある
  6. 表現が豊か
  7. 話し上手
  8. 聞き上手
  9. 親切
  10. リーダー資質がある
  11. 空気が読める
  12. 情報通
  13. 根性がある
  14. 責任感がある
  15. プライドが高い
  16. 自信家
  17. 頑固
  18. 真面目
  19. 慎重

そして手順5「線で区切ったシートにそれぞれの要素を記入する」においてどの特徴をどこに書くかは、以下の通りです。

  • 自分も相手も書いている特徴 → 開放の窓
  • 自分は書いていないが、相手が書いている特徴 → 盲点の窓
  • 自分は書いているが、相手は書いていない特徴 → 秘密の窓
  • 自分も相手も書いていない特徴 → 未知の窓

例えば誰かが自分に対して「a. 頭が良い」を特徴にあげていて、かつ自分は「a. 頭が良い」を自分の特徴として書いていなかった場合、「a. 頭が良い」を「盲点の窓」の欄に記入します。図で表すと以下のようなかたちです。

自分は知っている 自分は知らない
他人は知っている a. 頭が良い
他人は知らない

2. webアプリを使って、ジョハリの窓を活用する

2つ目がwebアプリを使って、ジョハリの窓を活用する方法です。株式会社シャインが提供しているアプリ「ジョハリの窓Webアプリ」を使えば、パソコンやスマートフォン上でジョハリの窓による自己分析ができます。

必要なもの

パソコンもしくはスマートフォン1台

やり方

webアプリの使い方は、以下の通りです。

  1. 4〜8人でグループを作る
  2. グループの人数、名前を記入
  3. 順番に1人ずつ、自分とメンバーそれぞれに19の要素のうちどの要素が当てはまるか、チェックを入れていく

全員の分が終わったら、結果が表示されます。

3. ジョハリの窓を応用した、自己分析診断テストを使う

最後の方法は、ジョハリの窓を応用した、自己分析診断テストの受験です。先ほど紹介した対面形式やwebアプリと比べると、テストを受けても他人との信頼関係の構築にはつながりません。

しかし「配属されたばかりで、自分を出すのはまだ恥ずかしい」といった方に受けてもらうにはおすすめの方法です。

例えば株式会社シャインが提供している自己分析診断テスト「ポテクト」を使えば、200の問いを通して自己理解を深めることができます。

最後に、ジョハリの窓を使う際の注意点をご紹介します。

ジョハリの窓を利用する際の注意点:ある程度の信頼関係が前提

ジョハリの窓を使用する際に注意してほしいのが、ある程度の信頼関係が必要なことです。

特に盲目の窓に関しては、信頼関係がないと聞き入れられない、もしくは聞き入れることを拒絶される、などの問題があります。

例えば会ってまもない人に「プライドが高い」と言われてしまうと「会ったばかりなのになんて失礼な人だ」と思ってしまいますよね。これはジョハリの窓の効果がなくなるため、できるだけ避けたい状態です。

ジョハリの窓の使用を検討する場合は、すでに活動しているチームなど、ある程度の信頼関係があるチーム内で実施するのがおすすめです。

ジョハリの窓を活用して、チームワークの強化を!

この記事では、まずジョハリの窓とは、自分に対する自他の認識の違いを知り、自己理解を深める方法である、とご紹介しました。

ジョハリの窓を使うことで、コミュニケーションが取りやすくなる、信頼関係が深まる、などのメリットを得ることができます。まだ自他をそれぞれ「自社」と「お客さま」にあてはめれば、今まで気づかなかった自社の強みや弱みを知ることも可能です。

次にチーム内でジョハリの窓を使う方法として、以下の2つを紹介しました。

  1. 紙とペンを使う
  2. Webアプリを使う

またチームではなく、1人でジョハリの窓が応用されたテストを受けることもできます。

最後にジョハリの窓の注意点として、ある程度の信頼関係が必要である、と紹介しました。

まずは自社のどのチームでジョハリの窓を使うべきか、社内で検討してみることをおすすめします。



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