ブログ

OKRとKPIの違いとは?目的と計測方法について


この記事ではOKR(Objectives and Key Result)とKPI(Key Performance Indicator)の違いを解説します。

社内のマネジメントを変えようとするときに「OKRを使ったほうがいいのかな?でも、KPIと何が違うんだろう…」と混同してしまう事があるかもしれません。

どちらも略語でややこしく感じるかもしれませんが、特徴を分解して考えれば概要をつかむことは難しくありません。

端的にまとめると、OKRとKPIには以下のような違いがあります。

OKR KPI
目的 会社と社員の目標統一やコミュニケーション促進による生産性アップ 目標の達成度チェック
個人目標が共有される範囲 社内全体 プロジェクトチーム内
評価の頻度 1ヶ月 ~ 4半期に1回 プロジェクトごとに変動
計測方法 定量 定量
理想的な目標の達成度 60~70% 100%

この記事ではOKRとKPIの違いを中心に、MBOやKGIなど混同されがちな用語との違いも併せてお伝えします。

具体的な運用のポイントも解説しますので、これからOKRやKPIの活用を検討している方もぜひご一読ください。

目的

OKRの目的は例えば「売上10億円を達成する」のような野心的な目標を会社全体で達成することです。全社で設定した目標から社員それぞれの目標へと落とし込みます。

そこで意思決定の大まかな順番は以下のようになります。

  1. 全社での野心的な目標
  2. 部署ごとの野心的な目標
  3. 社員ごとの野心的な目標

そして社員個人にまでブレークダウンされた目標は具体的な仕事へと変換されます。

例えばOKRにおいて、全社で売上10億を達成する目標があったとします。

この時の社員の個人目標は「営業の新規アポは毎月100社」のような、定量的で達成度をはっきり評価できるものでなくてはいけません。

OKRは社員一人一人の仕事が全体のどこに位置して何の役割があるのか自覚を促したり、コミュニケーションを促進したりすることで、全社共通の目標を持てるようにするのです。

KPIは先ほどの例で紹介した「営業の新規アポは毎月100社」のような、目標に対する達成度をはかるための定性的な指標を意味します。

具体的には「月の前半で最低50件は新規アポを取れているか」のようなチェックポイントがKPIで、プロセスを数値化して管理するために使われます。

つまりKPIはOKRの一部だと言えます。

ただしKPIマネジメントとして社内のあらゆる目標を定量化する管理方法もあるので、マネジメント方法としてKPIだけを個別に運用することも可能です。

図解KPIマネジメント入門

個人目標が共有される範囲

OKRは個人目標を全社やチームに広く共有するのが特徴です。これにより社内コミュニケーションが活性化して一体感が出ます。

対してKPIの目標は個人レベルで異なりますし、プロジェクトチーム内でのみ共有されることが多いため、全社でのコミュニケーション活性には及ばないことがほとんどです。

評価の頻度

OKRでは、目標への達成度を1ヶ月〜3ヶ月に1度のペースでチェックするのが一般的です。社員は比較的短いスパンでフィードバックを得られるため、方向性を修正しやすく、密なコミュニケーションもできます。

とはいえこれはあくまで一般論です。会社によっては、より細かい期間に分けてチェックすることもありますしチェックのスパンが長いこともあります。

KPIはプロジェクトごとに評価の頻度が違います。プロジェクト自体のゴール(KGI)に対するチェックポイントとしてKPIが複数あります。

計測方法

OKRの目標は定量的に評価されます。前述の「営業の新規アポは毎月100社」のような数字で達成度が評価できるものが目標として設定されます。

具体的で客観的に誰が見ても達成度が明らかに評価できるものがOKRの目標になります。

KPIも同様です。目標設定を数字で評価できるものにする理由は主観が入った定性評価を排除することです。

顧客満足度をあげるとか、頑張るといった目標はあいまいなので、マネジメントする上でふさわしくありません。

理想的な目標の達成度

OKRで設定する目標の達成度は60〜70%が理想とされています。

目標は100%達成するのが当たり前と思うかもしれませんが、OKRでは頑張っても到達できない高い目標、つまりストレッチゴールを追ってこそ最大の結果が得られると考えるのです。

一方でKPIにおける目標の達成度は100%を目指します。

OKRとMBOの違い

MBO(Management By Objective)とは、OKRと同じく目標を設定するための考え方です。しかし両者は、以下のようにそもそもの目的から異なります。

  • OKRの目的は「会社の意思統一とコミュニケーション促進、社員の生産性アップによる会社のゴール達成」
  • MBOの目的は「目標を数値化して管理することによる業務管理、生産性アップ」

この他にも理想とする達成度やフィードバックの頻度など、OKRとMBOでは目標に対する考え方が違うのです。

OKRとMBOの違いについて詳しくは下記の記事をご覧ください。

OKRとMBOの違いとは?混同しやすい特徴を整理しました

OKRとKGIの違い

KGIとはKey Goal Indicatorの略で、経営やプロジェクトの達成となる指標を指します。

目標管理の方法ですが、OKRとは異なります。

OKRとKGIにおいて、大きく違うのはその目的です。

KGIで設定した目標は100%達成することが求められるので現実的であることが欠かせません。

さらに詳しい違いは下記をご覧ください。

会社におけるKGIとは?KPIやOKRとの違いを解説します!

OKRとKPIの併用

結論からお伝えすると、OKRにおけるKPIは併用するというよりも同時に使うものです。

ただし前述の通りKPIマネジメントとしてOKRの要素を抜きにした目標管理方法もあります。

OKRとKPIはレイヤーの違うマネジメント用語なので、それぞれふさわしい場所で活用して下さい。

  • OKRは組織全体や社員個人に対する全体的なマネジメントに向いています。
  • KPIは原価や売上など細分化された数値目標を明確化するのに向いています。

OKRとKPIの違いをつかんで、失敗のない目標管理を!

OKRもKPIも用語自体には大きな意味はありません。

何を意味しているのか、どのように使うのか明確にして自社のマネジメントに活用するのが重要です。

失敗のない目標管理をするため、何より先に達成するのにふさわしい目標を立てる事からはじめてみましょう。



OKRを簡単導入して運用する仕組みResily(リシリー)

【PR】働き方改革にはOKRの導入がキーになる

OKRを導入することで全社のベクトルを合わせた目標設定ができ、無駄を排除して効率的な企業活動を実現できます。
クラウドOKRサービスのResilyは、OKRフレームワークを簡単に進めていくための型を提供し、運用負荷を削減します。
会社全体が1つのチームになり、アクション改善の判断に必要な情報共有がスムーズに進みます。
ご興味ご関心がありましたらお気軽にお問い合わせください。

うまくいく会社の目標設定・運用の仕組みをクラウドで - クラウドOKRサービス「Resily」