更新日: 2023年4月1日
Resily社で行った定量調査によると、OKRを導入している企業の75%がクラウドツールを活用してOKRを運用しています。Excelでは同期的に情報を共有したり、組織全体の目標を可視化することは難しいことが理由としてあげられるでしょう。
OKRを管理するための専用ツールは、設定したOKRをツリー形式でわかりやすく表示したり、更新情報をチャットツールに通知したりすることができます。
その他にも専属のスタッフがOKRの導入や運用のサポートをしてくれるツール提供会社もあります。現在の運用状況や課題感に合わせて最適なOKR管理ツールを選びましょう。
この記事では国内でOKRを運用する際によく使われている6社のツールをご紹介します。
「Resily」は国内ツールで唯一OKRに特化したものです。ドラッグ&ドロップでOKRツリーの作成ができ、進捗状況の更新リマインドやチャットツールへの通知などOKRを効率的に運用するための機能が充実。
スプレッドシートやExcelなどでOKRを管理しているけど不便さを感じている、もっと効率的に運用したい、というお悩みをズバリ解決してくれるツールになっています。
他のツールとの違いはOKR特化でOKR関連の機能が充実している点です。タレントマネジメントや人事評価の機能がメインのツールはOKR管理はオプション機能のため、OKRでマネジメントを革新したい!という方には物足りないと感じてしまうかもしれません。
チームや組織のマネジメントの中心にOKRを置きたい、浸透させたいという方にはResilyがおすすめです。
ResilyはSansan株式会社やみんなの銀行など全社的にOKR導入に取り組んでいる企業を中心に170社以上の導入実績があります。
導入した企業の声
「OKRツリーが見やすく会社の方針や戦略の透明性を高めることができた」
「目標を元にした会話ができるようになった」
「今どの目標に注力すべきなのか課題の発見に役立っている」
また、100名以上の企業で利用する場合は、OKR運用のコンサルティングサポートも提供しているため、全社でOKRを浸透させたいという方にもおすすめです。
Resilyは20日間無料でツールの全機能を試すことができます。クレジットカード登録や商談なしで試すことができるのでまずは使ってみましょう。サンプルOKRが最初から入っているため、これからOKRを始めたいという方でも利用イメージがつかめるようになっています。
「HRBrain」は人事評価クラウドソフトです。CiberAgentやYahoo!JAPANにも導入されているOKR管理ツールです。OKRだけでなく、MBOやタレントマネジメント、1on1にも対応していることが特徴。それにもかかわらず、シンプルで使いやすいという利点があります。機能としては、各社員のプロフィールを作成し人材データを一元管理、人事評価のプロセスの透明化、組織のツリー構造化ができます。14日間の無料トライアルを利用できます。
「Goalous」はSNS型目標管理ツールでFacebookやTwitterのように、写真を添付して進捗を共有できます。そして他の従業員の投稿に対して「いいね!」をすることも可能。自分以外のメンバーが進めてるタスクやプロジェクトが分かると相互理解が深められ、結果チーム力向上に寄与します。まずは15日間の無料トライアルを利用できます。
「カオナビ」は人材マネジメントに特化した管理ツールです。他のツールと同じ様に、人材データを一元管理できることはもちろん、評価履歴や性格診断、キャリアプランなどを一括管理できます。導入企業は、みずほフィナンシャルグループや吉野家ホールディングスグループなど。導入後はサポートに加えて、他社の事例を学べるセミナーにも参加できます。
OKRはアメリカの企業から始まったものということもあり、OKR管理ツールも海外のものが主流です。その中でもオススメの5つを紹介します。
「monday.com」を使えば、各従業員のスケジュールや作業量が一目でわかります。またカスタマイズできるのが大きな特徴です。またOKR管理に加えて自社内の従業員だけでなく、クライアントもゲストとして利用することが可能。プロジェクトの進捗管理が楽になります。HuluやAdobeも導入している管理ツールです。2週間の無料トライアルが可能。
Googleの目標管理方法「OKR」にもmonday.com
「Perdoo」はシンプルであることが特徴のOKR管理ツールです。Airbnbなどが導入しています。どのOKRの進捗がよくないか、がわかるのが特徴です。規模が小さい会社は、導入を検討してみるとよいでしょう。Perdooは、公式サイトからデモの申請ができます。
OKR管理ツールは国内・海外と数多くありますが、日本語でのサポートを受けられる国内ツールを選ぶほうが失敗するリスクを避けられます。
OKRを導入する際にはツールの運用だけでなく、評価制度への反映やマネージャーへの研修などが必要になります。その際に国内のOKR管理ツールであれば専属スタッフによるサポートを受けることができます。
ツールを検討する際には、現状のOKRの運用状況や課題感に合わせてサポートが十分にあるかを比較して選択しましょう。以下に上げる4つのツールは、OKR専門のツールや目標管理、人事評価のノウハウがありサポートを受けることができるためおすすめです。
メイン機能 | 初期費用 | 月額 | 主な連携サービス | 無料トライアル | |
Resily | OKR改善・効率化 | 無料 | ¥1,500×人数 | Slack・Microsoft Teams Chatwork | 20日間 |
HRBrain | タレントマネジメント | 要問い合わせ | 要問い合わせ | AKASHI・SmartHR | 7日間 |
Goalous | 目標管理・社内SNS | 要問い合わせ | ¥30,000~+オプション | なし | 15日間 |
カオナビ | タレントマネジメント | 要問い合わせ | 要問い合わせ | Slack・SmartHR | 要問い合わせ |
OKR管理ツールの機能は以下のように、OKR管理全般に対して幅広く対応しています。
これらの機能を自社内の運用担当者が作るとなると、大変な工数になります。また、決められた型がないと、チームによってやり方が変わってしまっていた、などの予期せぬ課題発生につながります。
OKRは高い目標設定をすることでエンゲージメントを高める特徴があります。しかし、一歩間違えれば、過剰なノルマ達成の強要などが発生しかねません。ツールを導入し全員が同じやり方で進められることは、OKR導入で新たに発生しうるリスクの軽減にも役立ちます。
現場レベルでの運用フェーズになると、入力の操作性や情報の一覧性がOKR管理ツール浸透のカギになります。各社ツールは無料トライアルに対応しているため、導入前に利用者で操作性を確認することをおすすめします。
注意すべき点として、OKR管理ツールによっては人事評価ツールの中に上記機能の一部が入っているだけの場合があります。OKRで組織課題を解決したい、という方はツールの特徴をよく吟味して選択しましょう。
OKR管理ツールを導入すると、主に管理者となるOKR推進責任者やマネジメント層にとってのメリットが多くあります。もちろん、マネジメントされる側の従業員にもメリットがあります。双方の立場でのメリットをご紹介します。
OKR管理ツールを導入すると、組織の大きな目標に対して、チーム、従業員の目標作成が効率的に行うことができるようになります。
マネージャーにとってのメリットは、組織目標の伝達や上下間の整合作業が大幅に減ることです。正しく目標設定が行われているかを一覧で確認できるため、OKR推進者の負担軽減にもつながります。
OKRは組織全体の目標から、部署、個人の目標まで、ツリー形式でつないでいきます。これをツールなしで行おうとすると、共有や更新が大変になってしまい、目標設定の際のすり合わせの議論に膨大な時間がかかってしまいます。
目標のすり合わせが進まずに、個人の目標がないまま新しい四半期に入ってしまう、ということが起こります。ツリーを1ページで表現できるOKR管理ツールであれば、上下間の目標がつながっているかを直感的に把握することができます。
ボトムアップな目標設定が可能になり、マネージャーと従業員間での摩擦が軽減され、すり合わせの手間軽減が期待できると言えるでしょう。
OKRは、定性目標1つ、定量目標を3~5つで構成されます。この構成を全社員が共通して守り続けるのは、企業の規模が大きくなればなるほど大変です。いつの間にか定量目標が定性的なものになっていたり、定性目標に売上ノルマなどが書かれていたりなどが頻繁に起こってしまいます。
その都度OKR推進者やマネージャーが指導するのも大変です。こういった問題は、OKR管理ツールを使ってあらかじめフォーマットを統一しておくと発生することはありません。
OKR管理ツールを導入することで、正しく目標設定するための研修や管理工数を削減することができます。
OKR管理ツールを使って目標設定を行えば、システム上にデータが蓄積され、過去の振り返りも簡単に行うことができます。チーム毎のフォルダ内の大量の表計算ファイルから「あの時の目標はどこだったっけ?」と探す必要がなくなります。また、資料の保管の時間も不要です。
また、OKR管理ツールのよっては、実施した業務内容の報告などを取り組んだKRに紐づけて自動的の保存する機能を持っています。人事評価を取り組み内容で行う企業の場合、こういった機能は必須になると言えるでしょう。
浸透の手間削減は、OKR推進者にとっては大きなメリットになります。導入初期段階では、高い頻度で進捗報告と目標設定を行うのはストレスになりがち。OKR管理ツールを導入すると、OKRの設定や進捗の報告が1つの場所で完結し、様々なファイルを管理するストレスから解放されます。
トップダウン的に「OKRを自社にも導入しよう!」と決めてもなかなか従業員の理解は得られないことが多いです。まず始めにOKRを導入して、どんな課題を解決したいのかを理解させる必要があります。
その上で、OKR管理ツールを導入することで経営陣のOKR推進の本気度を示すことができます。「やるからには入力の効率化にも投資する」という姿勢を持って取り組むことが、現場への浸透を助けることになるでしょう。
OKR管理ツールを使えば、各部署、各個人の目標と達成度が一覧で可視化されます。目標で結びつけられた縦のつながり強化だけでなく、横断的なプロジェクトの発足などが期待できます。
OKRは工数のかかる目標管理手法です。目標設定から達成までのタームが四半期ごとの短いスパンでサイクルしていくので、こまめなフィードバックが必要とされるからです。
実際に導入されている企業を例に取ってみると、メンバーの進捗や行動を把握するための週次のウィンセッションを行ったり、個人の目標設定や達成を振り返る1on1を実施する企業もあります。
OKR管理ツールを使えば、これらの実行をサポートする機能を活用し工数を大きく削減することができます。
OKR推進責任者は、組織課題にあわせたOKRの初期設計や社内浸透の業務を行う必要があります。国内の事例は多く公開されているわけではないため、情報収集だけでも困難を極めます。
OKR管理ツールを提供する企業の中には、OKRの導入と運用支援をカスタマーサクセスのサービスを持っているところもあります。
本で読んではみたものの実際に自社に導入するとなると不安、という場合は、こういった支援を提供しているOKR管理ツールを選ぶと良いでしょう。導入事例から最適な設計や運用方法を提案してもらえます。
OKR管理ツールResilyではOKRの導入・運用支援が受けられます。
OKR管理ツールを導入するとOKRを行う上で必要になる業務を効率化し、推進者だけでなく従業員にも恩恵があることがわかりました。
では実際にどのようなツールを選ぶのが良いのでしょうか。
OKR管理ツールはクラウド型のものがほとんどです。充実した機能が次々とアップデートされており、利便性も高くなっています。クラウド型であれば、データを自社で管理する必要がなく、バックアップの心配をする必要がありません。
OKR管理ツールは1人あたり月額数百円から数千円と安価のため、スタートアップ企業でも導入が進められています。
そのようなOKR管理ツールの中でも、押さえておきたいポイントや必須機能は以下の4点です。
OKR自体が国内では比較的新しいフレームワークであるため、各社ともに対応可能な範囲にはばらつきがあります。OKRの運用は、単に目標設定だけでなく、こまめな進捗共有、チェックインミーティング、ウィンセッション、1on1の実施など、様々な活動が必要になります。
それらの活動をどこまで機能として対応しているのかの確認は必須になります。
また、どの活動をOKR管理ツールで必要とするかによって選び方は変わってきます。例えば、アクションプランの管理はBacklogなどのタスク管理ツールを別で使うのであれば、そういった機能は不要になるでしょう。
逆に、OKRに関連するものは全て1つにまとめてしまいたい、ということであれば網羅的に機能を持っているツールを選定する必要が出てきます。
実際にOKRを元に業務をする従業員が使いやすいかどうかもポイントです。例えば週1回進捗を報告するとなると、報告を促す通知があるかどうか、数値の入力は間違えずにできるかどうかなどが重要です。
マネージャーが進捗入力を促す手間をなくすことにもつながるため、無料トライアルを活用して実際に利用してみる期間を設けましょう。
Teams、Slack、Chatworkなどのコラボレーションツールでコミュニケーションを行なっている企業では、それらのツールと連携できるかも重要です。
進捗報告があった際に、普段使っているツールに通知があれば、都度確認する手間をなくすことができます。また、業務の中でOKRを意識する時間が多くなり、やるべきことに集中できるようになります。
現在使っているツールとの連携は必ずチェックしましょう。
OKRを始めるにあたり、もし社内の知見が少ないのであれば、OKR自体の導入サポートをどの程度やってもらえるのかも確認しましょう。
OKRを導入する上で、必ず解決したい組織の課題があるはずです。その課題に向き合って、OKRの制度設計や会議体の調整などを積極的にサポートしてもらえるかどうかが大切です。
「Resily」のように、契約前段階から組織課題を細かくヒアリングし、OKRを使ってどのように解決するかを提案するOKR管理ツール事業者もあります。そもそもOKRで課題が解決するのか、という不安持っている場合は活用を検討すると良いでしょう。
この記事では、おすすめOKR管理ツールをご紹介しました。会社によって最適なOKR管理ツールは異なります。したがってなるべく実際に体験してみて、自社に合ったOKR管理ツールを見つけるのが重要です。
まずは上で紹介したOKR管理ツールの中から、「これは!」と思うものをいくつかピックアップしてみてはいかがでしょうか。
「Resily」は目標の共有・進捗管理、アクションプランの作成などOKRに必要なコミュニケーションを効率的にするコラボレーションツールです。
世界的スタンダードになりつつあるOKRを、日本でも導入を進めるべく立ち上げられました。ツールの提供だけでなく、OKR専門のコンサルティング(コーチング)も行っており、現在大手企業も含め140社以上に導入されています。
OKRの導入を検討中であれば、ぜひ一度お問い合わせください。
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