OKRにおける1on1ミーティングの目的!ポイントも紹介しますBLOG

 2023.8.31

フィードバックの手法の1つとして、1on1ミーティングがあります。達成困難な目標を追うOKRにおいても1on1ミーティングは重要です。

とはいえ重要だとわかっていても具体的にはどんな1on1ミーティングがいいのか、これだけではわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、OKRにおける1on1ミーティングの目的や1on1ミーティングを成功させるためのポイントをご紹介します。

OKRにおける会議体について学びたい方はこちらの動画も併せてご視聴ください。

「そもそもOKRってどんなもの?」
「OKRの基本をまずは学びたい!」

という方向けのまとめ記事もありますので、ぜひご覧ください。KPIやMBOなどとの違い、メリットデメリットをまとめています。

OKRとは?Google採用の目標管理フレームワークを導入事例を交えて紹介。KPIやMBOとの違いも解説

上司と部下による1対1のミーティング

英語では1on1(one-on-one)は、一方がもう一方に対して何かを教えたり、あるいは情報を提供したりする活動を指します。

日本ではヤフーが、1on1を実施している企業として有名です。ヤフーでは週に1回、30分ほどの1on1ミーティングが行われています。

日本での一般的な面談と1on1ミーティングの違いは、誰が主に話すのか。日本の面談では、上司が部下に対してアドバイスやフィードバックをするのが一般的です。一方で1on1ミーティングは、上司に対して部下が自分の考えを話すことが重視されています。

なぜ1on1ミーティングをやる必要があるのでしょうか?そこには以下3つの目的があるのです。

上司が部下の状況を把握する

1on1ミーティングでは、部下が仕事の進み具合や何を考えて仕事に取り組んでいるのかを話します。そしてそれらの情報は、今後チームとしての動きや仕事の割り振りを考える上で役に立ちます。

部下の成長を促す

次に述べる2つの理由から、1on1ミーティングは部下の成長促進につながります。

まず1つ目の理由は、1on1ミーティングやその準備を通して、部下は自身の仕事ぶりを言語化することです。

何かを言葉で説明するためには、その「何か」を十分に理解していないといけません。つまり部下は、自身の仕事ぶりを説明するために内省する必要があります。

そして内省は問題点や改善点の発見につながるもの。したがって、1on1ミーティングは部下の成長を促します。

2つめの理由は、1on1ミーティングは高頻度のフィードバックでもあるためです。面談というと、四半期に1回ほどのペースを思い浮かべる方が多いでしょう。

一方で1on1ミーティングは、週1回程度のペースで開催されます。つまり部下が高頻度でフィードバックを受けるため、1on1ミーティングによって従業員の成長が加速するのです。

部下のエンゲージメントをアップさせる

1on1ミーティングの中で、上司は部下の仕事に感謝したり、難しい仕事に取り組む部下を勇気付けたりすることが可能です。そしてそれらによって、部下は上司、ひいては会社との結びつきを感じることにつながります。

OKRにおける1on1ミーティングの目的4つ

OKRにおいても、1on1ミーティングには以下4つの重要な目的があります。

個人とチームのOKRを決める

四半期の切り替わり前後の1on1ミーティングは、個人とチームのOKRを決めるためにも欠かせません。

前提として、個人のOKRは通常は従業員自身が自分で決めるものです。部下が自分の考えを話す1on1ミーティングは、部下のOKRを部下自身が決める場としてもふさわしいでしょう。

また1on1ミーティングは、チームOKRの設定や修正の参考になる情報が手に入る場でもあります。後述のようにOKRにおける1on1ミーティングは、部下が自身のOKRについて進捗などを話す場でもあるためです。

上司が部下の個人OKRの進捗を把握する

OKRにおける1on1ミーティングでは、個人OKRの進捗や心配事、改善したことも部下から従業員が話します。そして上司は、それらに対してフィードバックや部下自身が解決策に気づく手助けをします。

これら個人OKRの進捗の把握は、チームOKRへの影響を知るためにも有効です。

達成不可能なOKRに向かって部下を勇気づける

まず前提として、OKRで設定される目標や指標は、最終的な達成度が60~70%程度に落ち着くものが理想とされています。つまりOKRにおいて、達成できないとわかっている目標の達成に向かって従業員は行動しなければなりません。

OKRに限らず、1人で達成困難な目標を追うのは苦しいもの。そしてモチベーションが落ちてしまっては、OKRの目的の1つである従業員の成長にはつながりません。

そこで役立つのが1on1ミーティングです。1対1での対話を通して、上司が部下に感謝し、彼らを勇気づけることができます。

達成困難なOKRに対するモチベーションの維持に、1on1ミーティングは役に立ちます。

OKRを習慣づける

1on1ミーティングを1週間に1回やれば、部下と上司は必然的に、毎週OKRについて考えることになります。つまり部下と上司両方に対してOKRを習慣づけることができるのです。

目標管理などと同じように、OKRは設定しただけでは意味がありません。日々OKRそのものやそれらの達成につながる業務を意識させるためには、OKRを習慣づけるのがおすすめです。

1on1ミーティングのポイント3つ

他の面談と同じように、1on1ミーティングは自然と上手くいくとは限りません。1on1ミーティングを成功させるためには、以下の3つのポイントを抑える必要があります。

最初の頻度は週1回以上

1on1ミーティングを成功させる上で重要なのは、部下が自分の話を自然にできる環境をつくること。そしてその環境を作る方法の1つが、週1回以上の開催によって、1on1ミーティングに慣れてもらうことです。

高頻度で1on1ミーティングを開催し続けるためには、準備の簡素化などによって1on1ミーティングのハードルを下げるのがおすすめです。例えばResilyのツールで情報を事前に共有しておけば、空いた時間に1on1ミーティングを開催できます。

Resilyではチャットツールと連携させ
定期的な振り返りをリマインドすることができます

1回のミーティングは1時間以上

1時間以内だと、短い時間で解決できそうな、簡単な質問や悩みのみを部下が共有してしまいます。もちろんそれでも部下の成長にはつながるでしょう。

しかし深刻な悩みの方が、部下に与える影響はそれを解決できた時の成長は大きいもの。深刻な悩みを共有できるように、1回のミーティングは1時間以上するのがおすすめです。

しかし矛盾するようですが、1on1ミーティングは1時間以上やらないと意味がないわけでもありません。どうしても時間が取れない場合にも、週1回程度のペースでの1on1ミーティングをおすすめします。なぜなら頻繁に行うことで、部下が1on1ミーティングに慣れるからです。

まずは上司の自己開示によって部下の自己開示を促す

部下が話す場といっても、やはり上司に向かって部下が進んで発言するのは勇気がいるもの。部下の意見を引き出すためには、まず上司が自己開示する必要があります。まずは雑談でもいいので、自分のことを話すようにしましょう。

一方で上司は、自分の話ばかりしてもいけません。1on1ミーティングはあくまで部下が話す場だからです。上司が自分の話をしすぎる傾向がみられる場合には、全体ミーティングの場で同時に情報共有してもらうとよいでしょう。

OKR管理クラウド「Resily」で1on1の議事録を取った例

ResilyはOKRと紐づけた1on1の管理もカンタンに行うことができます。OKRの進捗管理はもちろん、チェックインミーティングや1on1の議事録の管理を効率的に行いたいチームにピッタリのツールです。

1on1ミーティングによって、OKRの推進を!

この記事では、OKRにおける1on1ミーティングの目的やポイントを紹介してきました。部下のOKRの把握やモチベーション維持の一つの手段として、1on1ミーティングは有効です。

まずは日々のスケジュールの中に、1on1ミーティングをする時間を組み込んでみましょう。

OKRを効率的に運用するには専門ツールがおすすめ

OKRを実際に導入し有効的に活用するには、ツールやテンプレートを利用するとOKR本来の価値を最大限発揮し効率的に運用することができます。

OKRだけでなく1on1の管理もカンタンに行うことができます。OKRの進捗状況をクラウドツールのダッシュボードで確認しながら1on1を行うことで、より戦略的な会話が可能になるでしょう。

OKRを使った目標管理でプロジェクトを成功に!「Resily」

Resily」は国内ツールで唯一OKRに特化したものです。ドラッグ&ドロップでOKRツリーの作成ができ、進捗状況の更新リマインドやチャットツールへの通知などOKRを効率的に運用するための機能が充実。

スプレッドシートやExcelなどでOKRを管理しているけど不便さを感じている、もっと効率的に運用したい、というお悩みをズバリ解決してくれるツールになっています。

他のツールとの違いはOKR特化でOKR関連の機能が充実している点です。タレントマネジメントや人事評価の機能がメインのツールはOKR管理はオプション機能のため、OKRでマネジメントを革新したい!という方には物足りないと感じてしまうかもしれません。

チームや組織のマネジメントの中心にOKRを置きたい、浸透させたいという方にはResilyがおすすめです。

ResilyはSansan株式会社やみんなの銀行など全社的にOKR導入に取り組んでいる企業を中心に170社以上の導入実績があります。

Resilyを使って作成したOKRツリー

Resilyは20日間無料でツールのすべての機能を試すことができます。クレジットカード登録や商談なしで試すことができるのでまずは使ってみましょう。サンプルOKRが最初から入っているため、これからOKRを始めたいという方でも利用イメージがつかめるようになっています。

また無料アカウント開設された方には無料で30分間の面談も行っています。今行っているOKRの診断やResilyの活用方法などお気軽にご相談いただけます。

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