KGIとは?4つのメリットと効果的な設定方法を紹介

更新日: 2021年8月1日

「KGIとはどういう意味なんだろう」「どのようにKGIを設定したらいいのだろう」

そう思っている方。

KGI・KPIといった言葉はよく耳にしますが、その意味と具体的な設定方法を知っている方は多くはありません。

今回、この記事では以下のことについてご紹介していきます。

<目次>

  • KGIの意味
  • KGIとKPIの違い
  • KGIの4つのメリット
  • KGI設定の具体例

上記の項目をすべて理解して実践できれば、あなたとあなたの会社の生産性は飛躍的に向上するでしょう。

KGIとは重要目標達成の指標

特にマーケティングに携わっている人であれば、KGIやKPI、KFSなどの言葉を必ず耳にしたことがあると思います。今回は、その中でも「KGI」について解説したいと思います。

そもそもKGIとは何の略でしょうか。これは “Key Goal Indicator” の頭文字を取った言葉で、日本語で言うと「重要目標達成指標」となります。これは、チームや組織、企業や個人が何らかの目標を目指して行動する上で、実際にその目的が達成されているかどうかを推し量るためのものであり、それがKGIなのです。

例えば、年間の売上が3,000万円の小売店があったとして、「来年は売上を30%アップする」という目標を立てた場合、この目標である「売上30%アップ」の達成度合いを可視化するために用いられるのがKGIなのです。簡単に言ってしまえば、KGIは「最終目標」なのです。成約数や売上高、利益率などがこれに当たります。目標の達成度合いを客観的に測るためにKGIを設定し、KGIが示す数値を確認することで、その数値に達したかどうかで目標達成の判断をすることができます。

KGIとKPIの違いは結果とプロセスの評価

一方、KGIに似た言葉でKPIというものがあります。言葉が似ていることで混同されがちですが、この二つは別物であり、しっかりと区別して使い分けることで、その本質を理解し正しく活用することができるでしょう。

KPIとは、 “Key Performance Indicator” の頭文字を取った言葉で、日本語では「重要業績評価指標」と訳されます。先ほども述べたように、KGIは、最終目標の達成度合いを評価するための指標ですが、一方でKPIは、その最終目標を達成するために必要なプロセスを評価するための指標となります。こちらは、簡単に言うと「中間目標」に当たります。先ほど例に挙げた小売店の話をそのまま引用すると、「売上30%アップ」という最終目標を達成するために必要な、タスクであったり活動の達成度合いを把握するための用いられるのがKPIです。

つまり、イメージとしてはまず KGIという最終目標があり、その下にその最終目標を達成するためのKPIがあるというかたちになります。まずは、KGIを設定し、その目標を達成するためのKPIを設定していくというのが通常の流れとなります。

まとめると、

KGI:あるビジネスのゴールを定量的に示したもの(売上、成約数など)

KPI:ゴールまでの中間指標を戦略として定めたもの

となります。

KGIの4つのメリット

では、KGIを設定するメリットとは一体何なのでしょうか。

ここでは、KGIを設定することで得られるメリットを4つ紹介したいと思います。

1.会社のビジョンを従業員が理解することができる

KGIを設定する1つ目のメリットは、会社のビジョンを従業員が理解することができるという点です。KGIを設定することにより、会社は従業員に会社の最終目標を明確に示すことができます。

KGIがないということは、ある意味目標がないということになりかねません。目標が見えなければ、今後この会社はどうなっていくのか、どこを目指していくのかが従業員には見えず、会社への不信感を募らせてしまうことでしょう。

明確なKGIを設定し示すことで、従業員にも会社のビジョンが共有され、会社への信頼も得られることができます。

2.最終目標を設定することで、やるべきタスクが明確になる

KGIを設定する2つ目のメリットは、最終的な目標を達成するまでにやるべきことを明確にできるということです。すでに述べたように、KGIとは最終目標です。当たり前といえば当たり前のことですが、最終目標がなければ、事業をどのように進めていくのか、日々の業務で何をどれくらいすれば良いのかがわかりません。KGIを設定することで、目標達成のために何をすれば良いのかが明確になります。

KGIを設定する際には、KGIのみを従業員に伝えるのではなく、目標達成までのプロセスも同時に伝え、何をするべきかを共有するようにしましょう。そうすることで、業務の優先順位も必然的に決まります。

3.進捗状況を把握しやすくなる

KGIを設定する3つ目のメリットは、それぞれの事業の進捗状況を把握しやすくなるということです。KGIでは、全て数字で表すことのできる項目や期限を設けるため、主観が入る余地はほぼありません。KGIは、進捗を客観的に把握するためのものなのです。数値で計るため、進捗状況や達成状況を客観的に管理しやすくなります。例えば、売上目標200万円というKGIに対して、現在の売上が150万円だった場合、150万円という売上が多いか少ないかではなく、現在の目標達成率が75%とということが、客観的に明確に可視化されるので、KGIに対して事業がうまく回っているのかを把握することができるのです。

このように、KGIを設定し、それに向けての進捗状況を把握することで、場合によっては、施策や事業の見直しを行うなど、正しい経営判断も行うことができるようになるのです。

目標を持つことでモチベーションが維持できる

KGIを設定する最後のメリットは、目標を持つことでモチベーションが維持できるということです。企業などでKGIを設定することで、従業員共通の目標ができ、グループ全体のモチベーションの維持に繋がります。

また、組織レベルではなく、個人レベルでのKGIも設定することで、個人個人に目標をもたせモチーベーションを保つことができます。個人としても目標がなければ業務にやりがいを感じることができなくなり、モチベーションを失ってしまう恐れがあります。また、適切な評価が為されているのかという点においても不安になってしまう可能性があります。全体の目標を共有し、個人レベルでも目標を持ってもらうことで、モチベーション維持にも繋がり、適切な評価を行うことでの信頼関係にも繋がるのです。

KGIの効果的な4つの設定ポイント

KGIを設定し、うまく成功させるためにはいくつかのポイントがあります。ここでは、5つのポイントを紹介したいと思います。

1.KPIと合わせて設定をする

前述したように、KPIとは「重要業績指標」のことです。KGIは「最終目標」であり、KPIは、それを達成するまでの「プロセス」なのです。KPIを同時に設定することによって、KGI達成までのプロセスを把握することができ、進捗状況や達成率を客観的に管理することができます。

KPIを設定し事業を細分化することで、成功点、逆に問題点の原因を洗い出すことが可能になります。KGIを設定する際は、必ずKPIも同時に設定するようにしましょう。

2.目標を高くしすぎない

2つ目のポイントは、目標を高く設定しすぎないようにすることです。あまりにも高すぎる目標設定をしてしまうと、社内にも目標達成ができないという空気が浸透してしまい、逆に従業員のモチベーションを大きく下げてしまう可能性があります。

難しいところではありますが、KGIを設定する際には、しっかりと達成できそうなものを設定することで、従業員のモチベーションやチャレンジ精神を引き出すことができます。さらに大事なのは、可能であれば、同時にしっかりと目標達成までのプロセスを共有することです。そうすることで、仮に目標が少し高くても、モチベーションを維持することが可能になる場合もあります。

3.目標達成までの期限を設定する

3つ目のポイントは、KGIを達成するまでの期限を定めることです。期限を明確に設定することで、行うべきタスクのスケジューリングなどを無駄なく計画的に行うことができます。もし期限がない場合、従業員もその仕事をいつまでに終えれば良いのかがわからず、これではモチベーションの保持が難しくなってしまいます。

期限を設定することで、モチベーションの維持にも繋がり、進捗管理もしやすくなるので、KGIを設定する際には、必ずその達成期限も設定するようにしましょう。

4.必ず目標を数値で示す

4つ目の重要なポイントは、KGIを数値で示すということです。KGIを具体的な数値で表すことによって、その目標に向けて何をどれぐらいすれば良いのかも明確になります。

逆に、数値ではない曖昧なものを設定してしまうと、目標の解釈が個人個人でバラバラになってしまう可能性があります。数値で示すことによって、誰が見ても同じ同じ目標だと認識することができます。

曖昧な目標では、達成度したかどうかの判断も曖昧になってしまうので、KGIを設定する際は、目標を数値で示すことを心がけるようにしましょう。

kGI設定の具体例

KGIは、企業や業種によって様々ですが、ここでは、多くの業種に共通する3つの職種のKGIの具体例を紹介したいと思います。

まず初めに、営業職のKGIの具体例です。

営業職のKGIの具体例には以下のようなものがあります。

  • 契約数
  • 契約率
  • 売上高

営業という職業柄、業務内容が数字で現れやすいので、KGI設定はそこまで難しくはありません。また、個人のノルマと言われるような、個人のKGI設定も容易にできるので、それに向けたKPIも合わせて設定することで、適切に業務を評価することができます。

次は、経営管理のKGIの具体例です。

経営管理のKGIの具体例としては、

  • 顧客数
  • 総売上
  • コスト

などが挙げられます。

経営管理は、事業を展開していく上で、特に重要な職種なので、重要な項目や要素を明確に数値化していくことで、経営の管理がより明瞭に円滑なものになるはずです。

最後は、マーケティングのKGIの具体例です。

マーケティングの具体例には、

  • CV数
  • 流入数
  • CVR

などがあります。

マーケティング業務に関しても、営業と同じように数値化しやすいものが多いので、KGIの設定も難しくないでしょう。ただ、逆に個人のKGIは設定しにくい面があるので、マーケティングにおいて個人レベルのKGIを設定したい場合は、業務内容を数値化するための工夫が必要となります。

KGIを設定して従業員のモチベーションを高めよう

今回は、KGIについて簡単に解説をしました。

KGIを設定することで、企業や組織の目標が明確になり、従業員等の人々のモチベーションを保つことができます。また、目標が定まることによって、それまでのプロセスも同時に明確にすることができるのです。

逆に、KGIが設定されていなかったり、曖昧なものであったりすると、従業員が目標を失ってしまったり、同じ方向を向いて足並みを揃えて進むことができなくなってしまいます。

このように、KGIは従業員のモチベーションに大きく関わるものなのです。適切なKGIを設定することで、組織の業務効率を大きく改善することも可能です。

ぜひそれぞれの企業やグループに適切なKGIを設定してみてください。

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