仕事での個人目標の例文を紹介!事務や営業など職種別で解説BLOG

 2023.9.19

「会社で個人目標を立てなければならないが、うまく書けない」
「自分に合った目標が分からない」

仕事をする上でこのようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?

仕事において高い成果を出すためには、自身に合った目標を設定することが重要です。特に営業のような数値がわかりやすい部門以外だと、目標を立てるのが難しい場合が多いです。

今回は、個人目標の立て方とさまざまな職種ごとの目標記入例を紹介していきます。こちらの記事を参考に自身に合った個人目標を立ててみてください!

本記事の執筆者について

「Resily」は目標管理のフレームワークOKRのクラウドツールを170社以上に提供しています。国内企業における目標管理に携わったノウハウを基に記事を執筆しています。より具体的な例文も記載しましたので、最後までお読みいただけますと幸いです。

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目次
1. 個人目標の意義
2. 個人目標の基本構成
3. 個人目標の書き方
4. 職種別の個人目標記入例
5. 目標達成の先にある得たいものを明確にしよう

個人目標の意義

個人目標とは、仕事において自身の達成すべき目的に取り組むために、具体的な達成基準と行動計画を決めたものです。設定する目標は人それぞれですが、仕事を進めていく上では何かしらの個人目標を立てる場合がほとんどです。

個人目標を立てる大きなメリットとしては、仕事での進捗度合を確認できることが挙げられます。何かに取り組む上で基準を設けていないと、あとどれだけやればいいのか、また自分がどれだけ成長できたのかを図ることが難しいでしょう。評価をつける上でも、個人目標に対しての達成具合が大きな指標となります。

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個人目標の基本構成

個人目標を書くための基本の構成を抑えておきましょう。さまざまな種類のフォーマットや種類がありますが、基本的に抑えておくべきポイントは共通していることが多いです。ここでは個人目標を書くために、盛り込んでおくべき4つの項目に関してそれぞれ解説していきます。

具体的な目標

まず大前提となる目標は必ず記載しましょう。この目標によって具体的な行動計画や評価の方法も変化します。また、ここで記載する目標は自分自身が達成する意欲があることはもちろん、組織の目標と結びついていることと具体的であることがポイントです。組織から与えられただけの目標だと行動するモチベーションが維持できず、目標が抽象的すぎると達成のための行動がやりづらくなってしまいます。

達成までの期日

設定した目標には達成期日を設定するようにしましょう。達成期日がないと、行動計画が行き当たりばったりになり、目標達成が難しくなります。区切る期間は設定した目標に合ったものにし、自分が現実的に達成可能なスケジュールにするのがポイントです。あくまで目安ですが1ヶ月もしくは四半期単位で期日を設けるのがおすすめです。

具体的な行動内容

目標に対して達成に向けた具体的に取り組む計画も記載できるようにしましょう。目標が具体的であっても、達成するための行動計画が曖昧だと行動することができず、結果的にも目標を達成できません。記載する内容としては目標の進捗を確認する際に進捗が一目で分かり、後から評価がしやすいように具体的な数値が含まれた行動計画にしておく等の工夫をしておくのがポイントです。

行動内容の評価方法

最後に取り組んだ内容に関して振り返りや評価をできるようにしておきましょう。達成に向けて具体的に行動した内容を定期的に評価することで、目標の進捗具合を確認します。合わせて具体的な評価方法も記載しましょう。評価方法が明確でないと目標の進捗具合が見えづらく、改善が必要かどうかを判断できなくなってしまいます。行動内容に数値を含んでいるものがあれば「毎日結果の数字を記載する」など明確な評価方法まで決めるのがポイントです。

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個人目標の書き方

個人目標に必要な項目がわかっても、実際に自分で書けなければ意味がありません。そのためには個人目標の書き方を把握して、まずは書いてみるのが良いでしょう。個人目標を書くためには書き方はもちろん、書くための考え方を知っておくことが重要です。今回は個人目標の考え方が分かりやすく体系化された「SMART」という法則に基づいて、個人目標の書き方をご紹介いたします。

SMARTとは

SMARTの法則とは、目標を立てるために必要な5つ要素の頭文字を取った言葉です。必要な要素とは、「Specific:具体的、分かりやすい」「Measurable:計測可能、数字になっている」「Achievable:同意して、達成可能な」「Relevant:関連性」「Time-bound:期限が明確、今日やる」の5つです。これらの要素を含んだ目標を立てることで、目標達成の可能性を高めてくれます。ここからはそれぞれの要素を詳しく解説していきます。

Specific:具体的、分かりやすい

目標そのものや達成に向けた具体的な行動に関しては具体性のあるものにしましょう。例えば「出来るだけ多くのお客さんに喜んでもらう」のような曖昧な目標では、具体的なアクションプランを生み出すことは難しいです。この場合は、「月に○○件のアポイントを取り、○○円受注を達成する」といった目標に置き換えましょう。

Measurable:計測可能、数字になっている

個人目標は計測可能なもの、できれば数字になるように設定しましょう。例えば「上司と定期的にミーティングを実施する」ではなく、「毎週月曜日に30分上司とミーティングを実施する」といった目標にしましょう。こうすることで、30分以内でミーティングを終えることができたか、時間は適切かどうかという判断を明確にすることができます。

Achievable:同意して、達成可能な

個人目標は高ければ高いほどいいというものではありません。あまりにも高すぎる目標を設定してしまうと、具体的な行動に結びつけづらかったり、達成できない状態が続いたりするのでモチベーションを維持するのが難しくなります。逆に低すぎる目標も自身の成長に繋がらないため、あまり意味がありません。努力が必要かつ達成可能な範囲で目標を設定するのが重要です。

Relevant:関連性

個人目標は複数ある場合が多いでしょう。それぞれが独立した目標ではなく、関連性をもった目標であることが望ましいです。例えば売上に関しての目標がある場合、顧客訪問に関する目標は「新規訪問先を10件増やす」ではなく、「○○円以上の受注金額が見込める新規訪問先を10件増やす」の方がそれぞれが関連づき、成果の向上が望めるでしょう。

Time-bound:期限が明確

最後に、個人目標には期限を明確に設けるようにしましょう。これまでの4つの要素を満たしていたとしても、いつまでに達成する目標か期限が決まっていないとモチベーションを維持することが難しいでしょう。この期限は組織目標と照らし合わせながら、現実的に達成可能な期限にしておくことがポイントです。

職種別の個人目標記入例

職種によって立てる個人目標も変わってきます。定量的な数値で目標設定しやすい職種もあれば、職種によってはそうでない部門もあるでしょう。ここでは「営業職」「事務職」「技術職」の3つの職種について具体的な個人目標の記入例を紹介いたします。自身と同じ職種や近しい職種があれば是非参考にしてみてください!

営業職の場合

営業職は具体的な数値で個人目標を立てやすい職種だと言えます。チーム内での営業予算や受注件数などの営業目標があるはずなので、そちらを目標に置くのが良いでしょう。それを達成するために何をするかを個人目標に記載します。

目標内容

  • 売上1,000万円達成

 達成期限

  • 年度末までに達成

行動計画

  • 新規顧客の契約数を増やすために、過去の顧客リストを洗い出す。
  • 業界セミナーに参加し、新規取引先を開拓する

評価基準

  • 新規顧客の契約数:30件
  • 既存顧客の契約金額:500万円

事務職

事務職は営業職に比べて定量的な目標を立てづらい場合が多いです。現状の業務をどう効率化していくかや新しい制度の導入に際しての課題など、日々の業務での課題点を目標に設定するのが良いでしょう。営業職と共に仕事をするポジションの場合は、一緒に仕事をする営業の方と関連付けて目標を設定するのもおすすめです。

目標内容

  • チームの事務作業工数を月300時間削減

達成期限

  • 半期決算まで

行動計画

  • 新たな管理ツールを導入する。そのためにツールの学習も実施する。
  • 週1回チーム内で業務に関する課題点を洗い出すためのミーティングを30分実施

評価基準

  • チーム内での新しいツールの理解度
  • 時間あたりの作業進捗率を20%向上

技術職

技術職の場合に重要なのは、組織の中で自身に何が求められているか把握することです。技術提供と一言でいっても、納期の順守が最優先なのか品質向上が期待されているのかで目標の立て方が変わってきます。自身が組織内でどう貢献できるかという視点を持つのがポイントです。

目標内容

  • ○○言語を使ったプロダクトの開発完了

達成期限

  • 半年以内

行動計画

  • 業務後に毎日2時間○○言語の学習
  • 月1回のエンジニアセミナーに参加

評価基準

  • ○○言語の資格取得

個人目標におけるOKRフレームワークの活用方法

Googleやメルカリなどで使われていることで有名なOKR(Objectives and Key Results)フレームワークは、企業やチームでよく用いられる目標設定とパフォーマンス評価のツールですが、個人の目標達成にも非常に効果的です。以下では、個人目標でのOKRの具体的な活用方法について説明します。

1. オブジェクティブ(Objective)を明確にする

オブジェクティブは、達成したい具体的な目標です。個人の場合、これは「健康的な体を手に入れる」や「英語力を向上させる」といった形になるでしょう。オブジェクティブは具体的かつ短期間(例えば3〜6ヶ月)で達成可能なものを選びます。

2. キー・リザルト(Key Results)を設定する

キー・リザルトは、オブジェクティブ達成のために何をしなければならないかを量的に表す指標です。例えば、「健康的な体を手に入れる」場合、キー・リザルトは「1ヶ月で5kg減量する」「毎日8000歩歩く」などといった形になるでしょう。

3. 実行計画を立てる

OKRを設定したら、次はそれを達成するための具体的な行動計画を立てます。例えば、「毎日8000歩歩く」ためには「毎朝30分間散歩する」などの日常のルーチンを設定することが有効です。

4. 進捗を定期的にチェックする

OKRは動的なフレームワークであり、定期的なチェックが必要です。毎週または毎月、自分のキー・リザルトに対する進捗を評価し、必要な調整を行います。

5. 反省とフィードバック

期間が終了したら、達成できたかどうかを評価します。達成できなかった場合、何が足りなかったのかを反省し、次のOKR設定に生かします。

6. 新たなOKRを設定する

一つのOKRが終了したら、新たなオブジェクティブとキー・リザルトを設定します。これによって、継続的な成長と向上が可能です。

個人の目標設定にOKRを活用することで、目標が明確になり、その達成のための道筋が見えるようになります。量的な評価が可能なため、自分自身の成長と成果を確かに感じることができるでしょう。

もっとOKRについて知りたい方はこちらのブログもご参照ください。

OKRとは?Google採用の目標管理フレームワークを導入事例を交えて紹介。KPIやMBOとの違いも解説

目標達成の先にある得たいものを明確にしよう

個人目標は立てっぱなしでは意味がありません。常にどれくらい進捗していて、何が足りていないのか、良かった点は何かを頭に置いて行動していきましょう。時には行動計画を柔軟に変えがら、達成に向けて取り組んでいくことも必要です。

また、自身に合った目標を立てると共に、目標達成を通じて自分がどうなっていきたいかが最も重要なポイントだと言えます。目標を立てる前と立てた後、そして目標を達成した後で着実に成長していることが実感することが個人目標の大きな意義になるでしょう。

こちらの記事を参考に、是非自分の成長を感じられるような個人目標を設定してみてください!

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ResilyはSansan株式会社やみんなの銀行など全社的にOKR導入に取り組んでいる企業を中心に170社以上の導入実績があります。

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