ランクアップ法とベーシック法の違いとは?それぞれのポイントを紹介BLOG

 2021.6.30

みなさんはどのようにして、仕事における目標を設定しているでしょうか?仕事において目標設定をすることはとても重要なことですが、みなさんの中にはどのようにして目標を設定すれば良いのかが定まらず困っている人も多いかと思います。

ですが、適切な目標設定ができれば、モチベーションの向上など様々な恩恵を受けることができます。

そこで今回は、そんな目標設定のやり方がわからないという方のために、目標設定の方法についてご紹介していきたいと思います。目標設定の方法については、いくつかのフレームワークが存在します。今回はその中でも、「ベーシック法」と「ランクアップ法」と呼ばれる方法について解説をします。この二つの方法は非常に親和性があり、組み合わせることでより大きな効果を発揮出ると言われています。

下記の目次に沿って解説をしていきますので、ぜひご自身の目標設定の参考にしてみてください。

  • 目標設定理論
  • ベーシック法とは?
  • ランクアップ法とは?

目標設定理論

「目標設定理論」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?これは、1968年にアメリカの心理学者であるロックによって提唱された理論で、目標という要因に着目して、それがもチーべションに及ぼす効果を探ることを目的とした理論です。

この目標設定理論を理解しておくことで、より効果的な目標設定をすることが期待できます。まずは、この理論で語られている3つの要素をご紹介します。

困難な目標の効果

目標設定理論では、目標の難易度と個人のパフォーマンスは比例すると言われています。つまり、達成するのが困難な目標ほど、パフォーマンスが上がるということです。ここで言われている困難な目標とは、「目標達成のために多くの工夫や努力を必要とする」「短期間で達成する必要がある」などです。

あまり時間に余裕がありすぎると、無意識に自分のペースで仕事を進めてしまい、生産性が低くなってしまいます。逆に、困難な目標を立て、ある意味自分を追い込むことで、なんとか工夫と努力で目標を達成するように行動をし、それに伴い、モチベーションやパフォーマンスが高まるのです。

困難な目標達成する上で重要なことは、まずはその目標を「受け入れる」ことです。そもそも目標を受け入れることができなければ、仕事への意欲は上がらず、モチベーションも低下してしまいます。まずは、しっかりと目標を受け入れ、その達成に向けてのモチベーションを向上させることが重要です。

明確な目標の効果

目標設定理論では、明確で具体的な目標ほどモチベーションが高まるとされています。抽象的過ぎる目標だと、自分が目標達成に向けてどれほど進んでいるかの進捗状況などが曖昧になりやすく、それが長く続けばモチベーションの低下にもつながってしまう可能性があります。しかし、目標が明確であれば、目の前の業務の意味を理解しやすく、進捗度も自分で測ることができ、モチベーションの向上につながるのです。

仕事をしている人の中には、日々の業務を淡々とこなしている人も多いことでしょう。目標設定をすることにより、その業務に対して意味を持って向き合うことができるようになります。

また、具体性という意味では、数値目標を設定することも非常に効果的です。「新規契約件数◯◯件」などの具体的な目標設定をすれば、より自分の進捗度を可視化することができます。

フィードバックの効果

目標設定理論では、目標を設定するだけでなく、フィードバックを行うことでよりモチベーションを高めることができるとされています。フィードバックを行うことで、目標達成に向けてのサポートを行うことができるので、その人のパフォーマンス向上につながります。

目標達成に向けての進捗があまり良くないなど客観的に見える場合は、周りから積極的にフィードバックを行うようにしましょう。また、そのフィードバックもできるだけ早く行うことによって、より効果的にパフォーマンスを向上させることができます。

ベーシック法とは?

次に、上記の目標設定理論を頭に入れながら、具体的な目標設定方法について見ていきましょう。まずは、「ベーシック法」です。

ベーシック法とは、「目標項目」「達成基準」「期限設定」「達成計画」の4つのステップで構成される最も基礎的な目標設定の方法です。目標を立てる際は、特に個人の目標の場合、ゴールはどこで、それをいつまでに達成するのかということが曖昧になりがちです。もちろんこれでは目標達成などできません。まずはベーシック法の4つのステップを理解して、目標設定の方法の基礎を学びましょう。

目標項目の設定

目標項目とは「何を達成するか」を指します。大きく分けて、以下の4つのタイプがあります。

強化

現状は問題がなかったとしても、それをよりレベルアップさせていこうという目標項目です。例えば、「去年は英会話スクールに通って、基本的な英会話については学んだので、今年は夏休みを使って実際に海外に語学留学をしてみよう」「去年は自社のサービスを導入してもらい、基本的なサービスを利用してもらう流れはできたが、今回は新たにオンラインサービスを導入しよう」などです。

改善、解消

現場ですでに問題を抱えており、それを改善、解消するための目標項目です。例えば、「去年ジムに入会したが、仕事を理由にほとんど通うことができなかったので、今年は必ず週3回は通おう」「去年は既存顧客の対応ばかりで、新規顧客へのアプローチがあまりできなかったので、今年は新規顧客獲得へ力を入れよう」などです。

維持・継続

現場を維持すること、今まで続けてきたことの継続が難しい場合には、それを目標設定項目にすることもできます。例えば、「去年は毎朝欠かさずランニングができたので、今年もそれを継続しよう」「去年は毎日必ず10件のテレアポができたので、今年もそれを続けよう」などです。

創出・開発

新しいことを始めるときの目標項目です。すでにご紹介した3つの項目と比べると最も失敗のリスクが高いですが、達成した際の満足度や成長度も最も高い項目と言えるでしょう。例を挙げると、「今までほとんど挑戦したことはないが、今年からスペイン語を始めてみよう」「今までは店頭販売のみだったが、今年からEC販売も始めてみよう」などです。

以上の4項目となります。どれか一つの項目に絞って目標設定をしても良いですし、それぞれで設定をしてリスク分散をするのも良いでしょう。

達成基準の具体化

次に達成基準、「どこまでやればゴールになるのか」ということを具体的に設定します。最も分かりやすいのは「数値化」です。ですが、すべての目標を数値化できるわけではありません。そのため、目標に応じて以下の3つの基準を使い分けることが必要です。

  1. 数値の基準:「毎日必ず30件はテレアポする」
  2. 状態の基準:「出張先で問題なくコミュニケーションが取れる英会話力を身につける」
  3. スケジュールの基準:「今年中に〇〇の資格を取得する」

期限の具体化

「何を」「どれくらい」が設定できたら、次は「いつまでに」という期限を設定します。会社のスケジュールも加味しながら、具体的な期日を設けるようにしましょう。

達成計画の具体化

ここまでで、「何を」「どれくらい」「いつまでに」を設定することができるはずですが、それだけでは、目標達成のための行動を起こすことはできません。目標達成するためには、達成計画を立てる必要があります。

達成計画も、達成基準と同様それが具体的であればあるほど目標達成への効果が高まります。頻度や方法などあらゆる側面から具体化していきましょう。

例えば、「英会話力を上げる」という目標を立てた場合、「オンライン英会話を始める」という漠然とした計画だけではなく、「週に2回は必ずレッスンを予約し、予習復習の時間を1時間取る」など具体性があったほうが行動はしやすくなります。

以上がベーシック法の流れとなります。まだしっかりと目標設定をしたことがないという方は、まずはベーシック法から始めてみるのが良いでしょう。

ランクアップ法とは?

今回ご紹介するもう一つの目標設定方法が「ランクアップ法」です。これは、6つの要素から目標項目を設定していく方法です。

冒頭で述べたように、ランクアップ法はベーシック法と組み合わせることでより高い効果を発揮します。

ここでは、ラックアップ法による6つの目標項目をご紹介します。

改善

現場のネガティブな点に注目し、その部分を改善していくかたちで目標設定をしていきます。具体的に、どういった点がマイナスポイントになってしまっているのか、そのようなことが起こってしまっている原因は何なのかということを考えながら目標設定をしていくのがポイントです。

代行

上司や先輩のような、自分よりランクが高い人の仕事を代行できるようになることを目標の設定にする方法です。仕事ができると思う上司や先輩をイメージしながら目標を設定していきます。

研究

あるテーマについて、自分がそれを取り入れることができるか、さらに取り入れるメリットがあるのかということを研究しながら目標を設定していく方法です。何か新しいことを始める際に取り入れやすいのが特徴です。

多能化

今すでに持っているスキルや能力に加えて、新たなスキルや能力を習得することを目標項目として設定する方法です。そのスキルや能力を得ることで得られるメリットを考えながら設定することが重要です。違った視点のスキルや能力の習得は、大きな自己成長にもつながります。

ノウハウの普及

自分が持っているスキルや能力を第三者も習得できるように、ノウハウとしてまとめることで目標を設定していきます。これは、部下や後輩の育成にも大きく貢献でき、また自分自身ノウハウをまとめることで新たなことに気付けることも多いです。

プロ化

スキルやノウハウを専門家と呼べるレベルまで引き上げることを目標として設定する方法です。実際にどこからがプロと呼べるレベルなのか、そして現場のレベルを踏まえてそのレベルに到達することのできる可能性をしっかり考慮した上で考えることが大切です。

以上がランクアップ法です。この6つ要素で具体化した目標項目を、ベーシック法に当てはめることでより質の高い目標を立てることができるのです。

ランクアップ法、ベーシック法それぞれを使い分けて目標を達成しよう

今回は、目標設定について解説をしました。目標設定する際は、兎にも角にもまずは具体性を持たせることが非常に重要です。

その上で、目標設定の基本となるのは今回ご紹介した「ベーシック法」です。このベーシック法を基礎に、目標の質を高めるために「ランクアップ法」などの他の設定方法を利用しましょう。

どんなに素晴らしい目標設定をしたとしても、それが自分に合っていなければ効果を最大限に発揮することはできません。

ぜひ、今回の記事を参考に自分に合った目標設定方法を見つけて仕事に活かしてみてください。

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