【2022年版】おすすめの人事評価システムを徹底比較!BLOG

 2022.4.5

「人事評価システムを導入したいけどどれを選べばいいかわからない」

「そもそも人事評価システムは必要なの?」

と悩んでいませんか?

たしかに、現在多くの人事評価システムがリリースされており、1つに絞るのはとても難しいかもしれません。

そこで、今回は人事評価システムについて、以下の事項を紹介します。

  • 人事評価システムのメリット
  • 人事評価システムの選び方
  • おすすめの人事評価システム

この記事を読むことで、あなたの会社に適切な人事評価システムが見つかるかもしれないのでぜひお読みください。

人事評価システムとは

人事評価システムとは、人事評価に関係する内容をデータ化して管理できるシステムです。

具体的には、以下の内容をデータベースに移行します。

  • 目標設定
  • 社員の業績・振り返り
  • 面談の日程
  • 上司の評価・フィードバック
  • 人事部での評価

これまでExcelや紙で行っていた人事評価をインターネット回線で利用できるクラウド型のシステムで行えます。サービスを用いることで管理が簡単になり、業務効率化を実現できます。

人事評価システムは各社がリリースしているサービスによって、機能がさまざまです。

たとえば、個人と会社の目標を一元管理できる目標管理機能があります。社員一人ひとりの目標の進捗や成果を可視化でき、モチベーションを上げられます。

MBOやOKRなど、さまざまな目標管理制度に対応でき、人事評価とリンクさせて管理できるのです。

目標管理手法のOKRと人事評価の関係について知りたい方は、こちらも参考にしてみてください。

OKRと人事評価の関係とは?評価制度の例もご紹介します

人事評価システムを導入するメリット

人事評価システムを導入することで以下のメリットが得られます。

  • 社員を公平に評価できる
  • 人事情報をまとめて管理できる
  • 適切に人員を配置できる

それぞれ詳しく見てみましょう。

社員を公平に評価できる

人事評価システムによって、評価基準や社員の業績を可視化できるため、公平な評価が可能です。

従来の人事評価の場合、基準が曖昧で主観的な評価になり、評価エラーが発生しやすい問題がありました。社員が納得できない評価をうけることで会社に不満を持ち、離職につながっていました。

人事評価システムを導入することで、評価項目や基準が明確化し、社員が「なぜ自分の評価がこうなのか」わかるようになります。納得のいく評価を受けられるので、仕事への満足度が高くなり、モチベーションを上げられます。

人事情報をまとめて管理できる

社内に必要な人事情報を1つのシステムで管理できます。

人事情報は社員の評価項目以外にも、以下のような情報があります。

  • 個人情報
  • 職務履歴
  • 異動履歴
  • 給与関連の情報
  • 労務管理

これらの情報は、別々のソフトやExcelシートで管理していることが多く、探すのが大変です。データが膨大なためうまく管理できず、気づかぬうちに情報がなくなっていたというケースもあるでしょう。

人事評価システムは、情報を探しやすくするためのツールとしても非常に有効です。一人ひとりの情報を一元管理して、作業効率化を行えます。

サービスによっては、情報をまとめてグラフ化を簡単に行えます。経営者向けの報告書を作成するときに簡単に情報を集められるので、資料作りにも有効です。

適切に人員を配置できる

社員ごとの得意なスキルや今後の課題がわかるため、適切に人材を配置できます。

人事異動の際は、判断材料となる社員の評価や、業績・スキル・仕事への姿勢などを考慮しなければなりません。

しかし、Excelや紙の管理となると、調べるのに限界があるため、人事部や経営層が知っている範囲でしか情報を集められませんでした。主観的に人選することもあるため、ミスマッチな人材配置をしてしまう問題もありました。

人事評価システムを活用することで、社員全員の客観的なデータを閲覧でき、必要な情報をスピーディーにまとめられます。最適な組織づくりや必要なスキルを揃えたプロジェクトの人員配置が可能になります。

グループ会社の多い大企業では、本社や子会社の垣根を超えて人材情報を把握することも可能です。より最適な人材配置を行うことで、組織の能力を最大限に引き出せます。

人事評価システムを選ぶポイント

自社に適切な人事評価システムを導入するためには、以下のポイントがあります。

  • 自社で必要とされる人事評価の機能が揃っているか
  • 無料トライアルの期間はあるか
  • セキュリティ対策はされているか

それぞれ詳しくお伝えします。

自社で必要とされる人事評価の機能が揃っているか

自社の人事評価に適用できるシステムを選びましょう。人事評価システムはサービスによって特化している評価手法が違います。

もし社内でMBOやOKR、コンピテンシー評価などを採用しているのであれば、それぞれに対応しているシステムを選んでください。

また、細かい評価基準や評価手法は会社によってさまざまです。自社の評価制度をそのままシステムに移行するには、自由度の高いシステムを選ぶ必要があります。

事前に必要な機能を確認して、自社の人事評価に違和感なく対応できるシステムを導入しましょう。

無料トライアルの期間はあるか

無料トライアルが設けられているシステムを選びましょう。

人事評価システムは、一定期間無料で利用できるものがあります。実際に複数のシステムを体験し、自社に最適なシステムを選ぶことをおすすめします。

利用している間、管理のしやすさや画面の操作性、カスタマーサポートの対応などを確認してみてください。

ただし、無料トライアルの場合、制限によって体験できない機能もあります。有料になってからできることも調べておきましょう。

セキュリティ対策はされているか

個人情報や機密情報を管理するため、セキュリティ対策が万全なシステムを選びましょう。もしシステムが脆弱な場合、情報漏えいのリスクが高く、会社が大きな損失を被ることになるかもしれません。

外部からのサイバー攻撃を防ぐために、安全性が提示されているシステムを選びましょう。ISOを取得していたり、サイトが暗号化されていたりするシステムがおすすめです。

自社以外で使えないようIPアドレスを制限できるかどうかも判断材料になります。

おすすめの人事評価システム6選

おすすめの人事評価システム6選をそれぞれ詳しく紹介します。

  • カオナビ
  • MINAGINE 人事評価システム
  • Talent Palette
  • HRBrain
  • あしたのクラウド
  • スキルナビ

カオナビ

ツール名カオナビ
運営企業株式会社カオナビ
初期費用-
月額費用-
特徴顔写真を用いた一覧性の高い画面自由度の高いデータの閲覧が可能さまざまな評価に対応可能
無料トライアルの有無あり

カオナビは、社員の顔写真と人材情報を登録することで、直感的に情報を把握できる人事評価システムです。

画面の一覧性に優れていて、公益財団法人日本デザイン振興会によるグッドデザイン賞を受賞しています。社員の評価やスキルなどパラメータごとに並べ替えが行え、閲覧したいデータを自由にカスタマイズできます。

顔写真の見られる組織図やデータの集積・分析機能など、機能が豊富です。MBO、OKR、360度評価など、さまざまな評価に対応しています。

料金プランは、機能の数と利用人数によって変わるので、自社の導入目的にあったプランを選びましょう。

MINAGINE 人事評価システム

ツール名MINAGINE人事評価システム
運営企業株式会社ミナジン
初期費用20万円~
月額費用基本料金(1〜30名):1万円
人数課金(31名〜):300円/人
特徴100人以下の会社に特化したシンプルなシステム設計月額1万円のリーズナブルな価格評価シートの作成支援あり
無料トライアルの有無なし

MINAGINE 人事評価システムは、スタートアップ企業や中小企業に特化した人事評価システムです。

目標と評価の管理のみができるシンプルな設計で、はじめての人でも容易に扱えます。

評価項目のカスタマイズや、進捗管理の可視化、評価の相対化など基本的な機能がそろっているため、運用して問題を感じることは少ないです。

月額1万円で高いコストパフォーマンスを実現できるのも特徴的です。予算の少ない企業でもコストの負担を抑えて運用できます。

Talent Palette

ツール名Talent Palette
運営企業株式会社プラスアルファ・コンサルティング
初期費用-
月額費用-
特徴人材配置、育成、採用にも有効AIによる社員の離職防止機能組織ごとの状態分析が可能
無料トライアルの有無無料体験版あり

Talent Paletteは人事にマーケティング思考を取り入れることで、科学的な人事を実現する人事評価システムです。ビッグデータやAIを活用し、社員や組織のパフォーマンスを底上げします。

人事評価以外にも、人材配置、育成などの業務のデータ管理や分析に利用でき、あらゆる業務の負担を軽減します。

離職防止機能のスコア化も魅力的です。日報や仕事に対する姿勢をAIがスコア化することで、離職しそうな社員を予測でき、迅速に対策できます。

テレワーク向けの機能も充実しており、在宅社員の進捗管理も簡単です。料金は初期費用と月額費用が発生し、月額費用は社員数によって変動します。

HRBrain

ツール名HRBrain
運営企業株式会社HRBrain
初期費用-
月額費用-
特徴評価の集計作業の自動化による業務効率化さまざまな人事評価制度に対応直感的に操作できるUI
無料トライアルの有無あり

HRBrainは、人事評価に社員の育成や配置などのマネジメント機能が搭載されている人事評価システムです。

評価の集計作業を自動化し、業務効率化を実現します。操作性が高く、社員ごとのデータ閲覧制限や目標設定や、評価記入の催促なども簡単に行えます。

MBO、OKRなどのさまざまな評価方法に対応できるため、自社で行われている評価をシステムに反映しやすいです。

人事データを用いた理想の人材配置をシミュレーションでき、適切な人事異動が可能になります。

あしたのクラウド

ツール名あしたのクラウドHR
運営企業株式会社あしたのチーム
初期費用-
月額費用-
特徴次期の給与計算を自動算出できるなど、業務負担の軽減が実現評価制度の再構築をサポートしてくれるAIによって、適切な評価ができる
無料トライアルの有無あり

あしたのクラウドHRは人事評価や給与計算など、あらゆる人事業務をサポートする人事評価システムです。

社員の評価項目や職種などのデータをもとに、次期の給与を自動算出できます。AIを搭載しており、目標の添削や評価者モニタリング機能など、社員の評価を適性に行えるよう支援します。

360度評価や1on1などのさまざまな評価に対応可能です。豊富な知識や経験を持った人事評価のプロからの手厚いサポートもあり、安心して導入できます。

スキルナビ

ツール名スキルナビ
運営企業株式会社ワン・オー・ワン
初期費用無料
月額費用4万円~
特徴ノンカスタマイズで導入できるため導入期間が1ヶ月程度と短いカスタマーサービスによって導入時の負担を最小限にできる随時システムを更新するため、操作性が向上する
無料トライアルの有無なし

スキルナビは人事評価と人材管理を効率的に行えるシステムです。

標準機能が豊富で、ほとんどの企業がノンカスタマイズで導入しています。株式会社ワン・オー・ワンのカスタマーサクセスチームが導入を行い、導入時の負担を最小限に抑えられます。

随時システムを更新しているため、操作性が日々向上するのも魅力的です。追加料金が発生しないため、コスト面でも優しいです。セキュリティ面ではISO27001を取得しており、安全性が保証されています。

人事評価システムと併せて導入したい目標管理システム

人事評価システムと目標管理システムをかけ合わせることでより効果的に社員の成長を促せます。

個人と組織の目標を結び付けることで、チームのパフォーマンスを押し上げられるのでぜひ目標管理システムの導入を検討してみましょう。

今回は、弊社サービスのResilyについて紹介します。

Resily

ツール名Resily
運営企業Resily株式会社
初期費用無料
月額費用4万円~
特徴組織の目標を可視化できる社員が主体的に動ける組織作りをサポート導入~運用までのサポートが手厚く、はじめてOKRを採用する企業も安心
無料トライアルの有無14日間の無料トライアルあり

Resilyは、OKRに特化した目標管理システムです。OKRによる目標設定や管理を行い、チームの目標を可視化できます。

システムによって高頻度でOKRを共有できるため、組織の全員に会社の目標を意識づけられるのが特徴です。

社員一人ひとりがやるべき業務を考えるようになり、主体的に動ける社員を育成できます。

進捗管理を組織で共有することで、社員間のコミュニケーションも増し、業務スピードを向上できることも大きなメリットです。

これまでOKRを採用していない企業でも、導入前の相談から運用までサポートしてくれるため安心です。

OKRについて詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。

OKRとは?Google採用の目標管理フレームワークを導入事例を交えて紹介。KPIやMBOとの違いも解説

自社の課題を解決できる人事評価システムを導入しよう

人事評価システムは、人材情報を一元管理することで人事のあらゆる課題を解決できます。人事部にとって、業務効率化や適切な人材配置などに有効です。

社員にとっても公平な評価を受けられ、モチベーションを高められます。

また、人事評価システムを選ぶ際は、自社の評価に合うかを判断基準にしましょう。

無料トライアルのあるシステムを利用してみて、自社に適していると感じたら本格的に導入してみてください。

課題を解決するために、あなたの会社でも人事評価システムを導入してみましょう。

なお、今後人事評価にOKRを導入したいと考えている方は、ぜひこちらの資料をダウンロードして読んでみてください。

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