目標設定のフレームワーク7選|マネージャー必見の効果的な方法とは?BLOG

 2024.2.29

目標設定は、ビジネスにおいて欠かせないスキルです。自分や部下のパフォーマンスを向上させるためには、明確で適切な目標を設定することが必要です。しかし、目標設定は簡単なようで難しいものです。どんな目標を設定すればいいのか、どうやって達成するのか、どうやって評価するのか、など悩むことが多いでしょう。

そこで、この記事では、目標設定に役立つフレームワークを7個紹介します。フレームワークとは、目標設定のプロセスや基準を示す枠組みのことです。フレームワークを使うことで、目標設定がより効果的で効率的になります。この記事では、それぞれのフレームワークの特徴や使い方、メリットやデメリットなどを解説します。

マネージャーとして自分自身や部下の目標設定に悩んでいる方や、目標設定のスキルを向上させたい方におすすめです。この記事を読むことで、自分に合ったフレームワークを選ぶことができるようになります。

目標設定とは

まずは、目標設定とは何かを確認しましょう。目標設定とは、将来達成したい状態や成果を明確に定めることです。目標設定には以下のようなメリットがあります。

  • モチベーションや集中力を高める
  • 行動や判断の基準を明確にする
  • 成果や進捗を測定しやすくする
  • 問題や課題を発見しやすくする
  • フィードバックや改善を促進する

しかし、目標設定には注意点もあります。以下のような場合は、目標設定が逆効果になる可能性があります。

  • 目標が曖昧で具体性がない
  • 目標が現実的でない
  • 目標が過度に高すぎるか低すぎる
  • 目標が関連性や優先順位がない
  • 目標が期限や指標がない
  • 目標が柔軟性や変更可能性がない

このように、目標設定は適切に行わなければ、意味がなくなってしまいます。そこで、目標設定にフレームワークを使うことが重要です。

目標設定にフレームワークが必要な理由

目標設定にフレームワークを使うことで、以下のようなメリットがあります。

  • 目標設定のプロセスや基準を明確にする
  • 目標設定の品質や一貫性を向上させる
  • 目標設定の効果や効率を高める
  • 目標設定のコミュニケーションや共有を促進する

フレームワークは、目標設定の方法論やツールとして役立ちます。フレームワークにはさまざまな種類がありますが、基本的には以下のような要素を含みます。

  • 目標の内容や形式
  • 目標の達成度や進捗の測定方法
  • 目標の達成に向けた行動や計画
  • 目標の評価やフィードバック

これらの要素をフレームワークに沿って整理することで、目標設定がよりスムーズに行えます。また、フレームワークは、自分だけでなく他者とも目標を共有しやすくします。部下や上司、同僚やクライアントなど、目標に関係する人と同じ言語や基準でコミュニケーションできるようになります。

目標設定のオススメフレームワーク7選

目標設定におすすめのフレームワークを7つ紹介します。

1. SMARTの法則

SMARTの法則は、Specific(具体性)、Measurable(測定可能性)、Achievable(達成可能性)、Relevant(関連性)、Time-bound(期限)の頭文字をとったものです。SMARTの法則は、目標設定の基本的なフレームワークです。SMARTの法則は、個人やチームの目標設定に使われています。

SMARTの法則の使い方

SMARTの法則を使うときは、以下のような手順で行います。

  • 目標を具体的に明確にする
  • 目標を測定できる指標や方法を決める
  • 目標が現実的に達成できるかどうかを確認する
  • 目標が自分やチームのビジョンや価値観と関連しているかどうかを確認する
  • 目標に期限を設定する

SMARTの法則のコツ

SMARTの法則を使うときは、以下のようなコツがあります。

  • 目標はポジティブに表現する
  • 目標は自分やチームがコントロールできる範囲にする
  • 目標は挑戦的だが現実的にする
  • 目標は具体的な行動や結果に結びつける
  • 目標は定期的に見直しや評価を行う

2. OKR

OKRは、Objectives(目的)、Key Results(主要成果)の頭文字をとったものです。OKRは、GoogleやTwitterなどの有名企業で使われている目標設定フレームワークです。OKRは、ビジョンやミッションに沿った目的と、その目的を達成するための主要成果を設定します。

OKRの使い方

OKRを使うときは、以下のような手順で行います。

  • ビジョンやミッションに沿った目的を設定する
  • 目的を達成するための主要成果を3~5個設定する
  • 主要成果に測定可能な指標やスコアをつける
  • OKRを全員で共有し、アライメントをとる
  • OKRに沿ったアクションプランを立てる
  • OKRを定期的にチェックし、進捗や問題点を共有する

OKRのコツ

OKRを使うときは、以下のようなコツがあります。

  • 目的はインスピレーションあふれるものにする
  • 主要成果は難易度が高く、達成率が60~70%程度にする
  • 主要成果は結果ではなくアウトプットにする
  • OKRはトップダウンではなくボトムアップで作る
  • OKRは透明性が高く、全員が見られるようにする

3. GROW

GROWは、Goal(目標)、Reality(現状)、Options(選択肢)、Will(意志)の頭文字をとったものです。GROWは、コーチングや自己啓発で使われている目標設定フレームワークです。GROWは、目標を設定し、現状とのギャップを分析し、選択肢を考え、意志を固めるというプロセスを行います。

GROWの使い方

GROWを使うときは、以下のような手順で行います。

  • 目標を明確にする
  • 現状と目標とのギャップを認識する
  • 目標に近づくための選択肢を探す
  • 選択肢の中から最適なものを選ぶ
  • 選んだ選択肢に対する意志やコミットメントを確認する

GROWのコツ

GROWを使うときは、以下のようなコツがあります。

  • 目標はSMARTの法則に沿って設定する
  • 現状は客観的な事実に基づいて分析する
  • 選択肢は多くの視点から考える
  • 選択肢はメリットやデメリットを比較する
  • 意志は具体的な行動や期限に落とし込む

4. PDCAサイクル

PDCAサイクルは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字をとったものです。PDCAサイクルは、目標に向けて計画を立て、実行し、評価し、改善するというサイクルを回すことで、継続的な改善や学習を促す目標設定フレームワークです。

PDCAサイクルの使い方

PDCAサイクルを使うときは、以下のような手順で行います。

  • 目標や目的を明確にする
  • 目標に向けて計画を立てる
  • 計画に沿って実行する
  • 実行した結果やプロセスを評価する
  • 評価した内容に基づいて改善策を考える
  • 改善策を次の計画に反映させる

PDCAサイクルのコツ

PDCAサイクルを使うときは、以下のようなコツがあります。

  • 目標や計画は具体的かつ測定可能にする
  • 実行は計画通りに徹底する
  • 評価は客観的かつ定量的に行う
  • 改善は小さくても積極的に行う
  • PDCAサイクルは常に回し続ける

5. バックキャスティング

バックキャスティングとは、将来の理想的な状況(ビジョン)から逆算して目標やアクションプランを設定する方法です。バックキャスティングは、長期的な目標設定やビジョン実現に向けた戦略立案に使われます。

バックキャスティングの使い方

バックキャスティングを使うときは、以下のような手順で行

います。

  • 将来の理想的な状況(ビジョン)を描く
  • ビジョンを達成するために必要な条件や要素を洗い出す
  • 条件や要素を時系列に沿って整理する
  • 各条件や要素に対応する目標やアクションプランを設定する
  • 目標やアクションプランを実行し、評価し、改善する

バックキャスティングのコツ

バックキャスティングを使うときは、以下のようなコツがあります。

  • ビジョンは具体的かつ魅力的に表現する
  • 条件や要素は現状とのギャップを明確にする
  • 目標やアクションプランは現実的かつ挑戦的にする
  • 目標やアクションプランは優先順位や期限を決める
  • 目標やアクションプランは定期的に見直しやフィードバックを行う

6. マイルストーン

マイルストーンとは、目標達成に向けて重要な節目となるイベントや成果物のことです。マイルストーンは、目標設定の際に中間目標として設定し、進捗管理やモチベーション維持に役立てます。

マイルストーンの使い方

マイルストーンを使うときは、以下のような手順で行います。

  • 最終的な目標を明確にする
  • 目標達成に向けて必要なタスクや工程を洗い出す
  • タスクや工程を時系列に沿って整理する
  • タスクや工程の中から重要な節目となるものをマイルストーンとして設定する
  • マイルストーンに期限や担当者を決める
  • マイルストーンを達成したら評価や報告を行う

マイルストーンのコツ

マイルストーンを使うときは、以下のようなコツがあります。

  • マイルストーンは具体的かつ測定可能にする
  • マイルストーンは適切な間隔で設定する
  • マイルストーンは目標達成に直接貢献するものにする
  • マイルストーンはチームで共有し、コミュニケーションを取る
  • マイルストーンは達成したら報酬や称賛を与える

7. KPI

KPIは、Key Performance Indicator(主要業績評価指標)の略です。KPIは、目標達成に向けて重要な指標となる数値やデータのことです。KPIは、目標設定の際に測定基準として設定し、パフォーマンスの管理や改善に役立てます。

KPIの使い方

KPIを使うときは、以下のような

手順で行います。

  • 目標や戦略を明確にする
  • 目標や戦略に関連する要素や要因を洗い出す
  • 要素や要因の中から重要なものをKPIとして選ぶ
  • KPIに目標値や基準値を設定する
  • KPIを定期的に測定し、分析し、報告する

KPIのコツ

KPIを使うときは、以下のようなコツがあります。

  • KPIはSMARTの法則に沿って設定する
  • KPIは少数に絞り、重複しないようにする
  • KPIは目標や戦略との関連性を明確にする
  • KPIは変化や改善が見えるようにする
  • KPIはステークホルダーと共有し、フィードバックを受ける

まとめ

目標設定フレームワークとは、目標を設定し、達成するための方法や手順を示したものです。目標設定フレームワークには、SMART、OKR、GROW、PDCAサイクル、バックキャスティング、マイルストーン、KPIなどがあります。目標設定フレームワークを使うことで、目標の明確化、進捗管理、モチベーション維持、パフォーマンス改善などができます。目標設定フレームワークを使うときは、目的や状況に応じて適切なものを選び、コツを守って実践することが大切です。

OKRに特化したツール「Resily」とは?

「Resily」は国内ツールで唯一OKRに特化したものです。直観的なマウス操作でOKRツリーの作成ができ、進捗状況の更新リマインドやチャットツールへの通知などOKRを効率的に運用するための機能が充実。

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他のツールとの違いはOKR特化でOKR関連の機能が充実している点です。タレントマネジメントや人事評価の機能がメインのツールはOKR管理はオプション機能のためOKRでパーパース実現に向けてしっかり取り組んでいきたいとお考えの方には、物足りない部分があるかもしれません。

ResilyはSansan株式会社やみんなの銀行など全社的にOKR導入に取り組んでいる企業を中心に170社以上の導入実績があります。

Resilyは20日間無料でツールのすべての機能を試すことができます。クレジットカード登録や商談なしで試すことができるのでまずは使ってみましょう。サンプルOKRが最初から入っているため、これからOKRを始めたいという方でも利用イメージがつかめるようになっています。

ResilyのOKR画面

またResilyでは、100名様以上でのOKR導入をご検討の企業様向けに、専任のカスタマーサクセスがOKR導入から社内への定着までを支援する「運用サポートプラン」を提供しております。トライアルでResilyを体験した後に、自社での導入をご検討される場合は、ぜひこちらまでお気軽にご相談下さい。

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