2024.1.15
ビジネスの成功において、従業員のモチベーションは重要な要素となります。なぜなら、モチベーションが高まることで生産性が向上し、チーム全体のパフォーマンスが向上することで、業績の向上に寄与するからです。
本記事では、従業員のモチベーション向上において注目されている「内発的動機付け」と「外発的動機付け」の違いに焦点を当て、さらにOKR(Objective and Key Result)がモチベーション向上に与える効果について解説します。従業員のモチベーション向上をさせる取組を実施している企業がなぜ増えているのか、理由を知りたい方はぜひご覧ください。
内発的動機付けとは、従業員一人ひとりが、仕事に対して内部から感じるやりがいや喜びによってモチベーションが高まることを指します。例えば、仕事に誇りを持ち、成果を出すことで自己満足感を得るなどが挙げられます。一方、外発的動機付けは、外部からの報酬や評価によってモチベーションが引き起こされる状態です。昇進やボーナスなどの外部的な要因がモチベーションの源となります。
内発的動機付けが強化されると、従業員はより主体的かつ創造的な仕事に取り組みやすくなります。このため、企業は従業員の能力を最大限に引き出すために、内発的動機付けを促進する仕組みを整えることが求められます。
内発的動機付けを促進するには、以下のような要因が重要です。
従業員が自分の仕事がなぜ重要であるかを理解し、その仕事に誇りや意味を見出すことは、内発的動機付けを高める一因です。組織が従業員に仕事の意義や組織のビジョンを明確に伝え、個々の貢献が組織全体にどのように影響するかを示すことが大切です。
従業員がスキルや知識を向上させる機会が与えられると、自己成長への欲求が刺激されます。内発的動機付けは、新たなスキルを身につけたり、専門知識を深めたりする過程で高まります。組織は継続的な教育・トレーニングプログラムを提供することで、従業員のモチベーション向上に寄与できます。
従業員にプロジェクトやタスクにおいて一定の自己決定権や責任を与えることが、内発的動機付けを促進します。自分の仕事に対して責任を持ち、成果に対する所有感を感じることがモチベーションを高めます。上司やチームリーダーは、従業員に対して信頼を寄せ、主体的な働き方を奨励することが重要です。
従業員が自分の仕事に対する適切なフィードバックや評価を受けることも内発的動機付けに寄与します。1on1などの定期的なパフォーマンスレビューや肯定的なフィードバックが、従業員にとって仕事への取り組みを理解し、改善する機会を提供します。
これらの要因を組み合わせ、組織全体の文化として内発的動機付けを育むことが、持続的なモチベーション向上に繋がります。内発的動機付けを引き起こす環境が整うことで、従業員はより満足度の高い仕事に取り組み、組織の目標達成に貢献することが期待できます。
内発的動機付けを向上させるためには、以下の4つのアプローチが有効です。
従業員が自分のアイディアを発展させ、新しいアプローチを試みることができる環境が整っているかどうかが重要です。クリエイティブな仕事環境は、従業員が自分の能力を最大限に発揮し、新たな発見や成果を得ることを促進します。
単調な仕事は内発的動機付けを低下させることがあります。逆に、異なるスキルや知識を要するタスクに取り組むことで、従業員は自らの成長や学びを感じることができます。上司や管理者は、従業員に適切な挑戦を提供することで、内発的動機付けを喚起することができます。
従業員が他のメンバーと協力し、共に目標に向かって進むことで、内発的動機付けが高まります。協力によって生まれる成功体験や仲間との連携が、仕事への意欲を引き出します。チームビルディングの活動や共同プロジェクトの推進などがその手段となります。
従業員が自分の強みや成果を認識し、自己理解を深めることが内発的動機付けを高めます。目標を明確に設定し、自分の進捗を確認することで、仕事に対するやりがいを見出しやすくなります。個別の目標設定やキャリアプランのサポートが従業員の内発的動機付けを向上させます。
これらのアプローチを組み合わせ、組織が内発的動機付けを重視する文化を構築することが大切です。従業員が仕事に対して自己満足感や興味を感じるような環境が整うことで、組織全体のモチベーション向上に繋がります。
OKRは目標(Objective)とその達成に向けた重要なキーリザルト(Key Result)を定義し、組織全体で透明性のある目標設定と達成を目指す手法です。従業員が組織の目標に貢献していることが明確になり、これがモチベーション向上に寄与します。
従業員が自分の目標を明確にし、その達成に向けて進捗を可視化できることで、達成感や成果に対する満足感が生まれます。また、チームや組織全体の目標に貢献することで、協力や協調の精神が醸成され、モチベーション向上につながります。
また、1on1以外のコミュニケーションの場の設計もしやすいメリットがあります。(チェックインやウィンセッションなど。)
従業員にとって、目標が明確であり、その達成が評価される環境が整うことで、仕事への取り組みが一層意欲的になります。このようなポジティブなサイクルが、組織全体のモチベーション向上に寄与し、持続可能な成果を生むのです。
従業員のモチベーション向上には内発的動機付けと外発的動機付けの両方が関与します。しかし、持続的で健全なモチベーション向上を実現するには、内発的動機付けを促進する仕組みや、目標設定の透明性を高めるOKRの導入が有効です。組織がこれらの要素をバランスよく組み合わせ、従業員が個々の力を最大限に発揮できる環境を整えることが、ビジネスの成功に不可欠です。
人事評価制度の設計や運用は定期的に見直し、従業員が働きやすく、能力を正しく評価できるように制度を整えましょう。
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他のツールとの違いはOKR特化でOKR関連の機能が充実している点です。タレントマネジメントや人事評価の機能がメインのツールはOKR管理はオプション機能のためOKRでパーパース実現に向けてしっかり取り組んでいきたいとお考えの方には、物足りない部分があるかもしれません。
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