公開:2019.08.07 07:30 | 更新: 2019.08.06 10:30
この記事ではOKRのチェックインミーティングについて解説します。
OKRを成功に導くためには、週の頭にチェックインミーティングを設定しましょう。
短いスパンで進捗をチェックすることでメンバーの意識のズレを方向修正したり、効率的に計画を進める事が出来るようになります。
自社のOKRをうまく運用するためにも、ぜひご一読ください。
チェックインミーティングは、OKRの進み具合を検証するためにとり行う集まりです。
事業部ごとにOKRの進捗や自信度をチェックし、目標達成において協力できそうな点を話し合います。
チェックインミーティングには、そこまで時間をかけません。1週間のはじめに長くても1時間ほどで終わらせるのが一般的です。
チェックインミーティングは1時間以内にすばやく終えるのがポイントで、話し合う内容はある程度決まっています。
チェックインミーティングで何より先に話し合いたいのがOKRの進み具合です。
「現状の進捗は40%で、今週はそれを50%にもっていく」など、数字で定量的に評価できるようにします。
そしてチームがいる地点と進むべき方向性をはっきりさせることが大切です。
またチェックインミーティングでは、OKRの自信度も確認します。
進み具合はできるだけ定量的にしますが、自信度については定性的に評価するのが重要です。
実際に仕事を進めていくうえで、「これは当初に考えていたよりも早く終えられそうだ」「ここは思ったより進めていくのが難しそうだな…」などOKRの自信度は変化します。なぜなら仕事を進めることで分かる事実もたくさんあるからです。
OKRは固定的な目標を無理やり達成させるシステムではありません。
新たに分かった事実を元にして目標を達成できる自信を評価したら、場合によっては目標そのものを修正することもあります。
OKRそのものの課題を洗い出すのもチェックインミーティングの役割です。
例えば進み具合がよくない場合、以下のような点を検討します。
ここで発見した課題が他の事業部からの助けを必要とする場合、すすんでサポートを求めたり逆に助けになりそうな点は提案したりします。
チェックインミーティングでは、最終的にその週で取るべき具体的なアクションを明確化します。
ここでは今まで予想しなかったようなアクションが計画に盛り込まれることも少なくありません。
週初めにチェックインミーティングをして仕事をスタートしたら、週末はウィンセッションを行います。
これはOKRの成果を確認してチームメンバー同士が称え合う場のことです。
一般的にウィンセッションは金曜の夕方からスタートし、お菓子やアルコール類などの飲食物を準備する事もあります。
達成が難しい目標に対してやる気を失わず挑戦心を維持しやすくなるでしょう。
ウィンセッションについて詳しくは下記をご覧ください。
ここからは実際にチェックインミーティングを取り入れる際にポイントを紹介します。
重要なのはOKRを特別な施策として扱わないことです。
週の頭はチェックインミーティングをすると決め、意識を社内に定着させることで、日常にOKRが取り込まれます。
OKRが普段の仕事の流れに自然と組み込まれるレベルまで定着すれば環境づくりに成功したと言えるでしょう。
チェックインミーティングは進捗を確認する場ですが、成績の良くないメンバーを吊るし上げる場ではありません。
進捗を出すための方法を考えることに集中しましょう。
難易度の高い目標を立てるOKRにおいて、進捗がよくないことを責めると目標を下げたり仕事の取組み方が保守的になりがちです。
目標が下がってしまうと、創造性を発揮してチャレンジする余地がなくなり、十分にメンバーの力を引き出せなくなります。
OKRはコミュニケーションの活性化を促す目標管理制度です。
チェックインミーティングやウィンセッションなどメンバーが交流する機会が数多くあります。
一度OKRを設定したら後はメンバー個人の頑張りに任せて結果だけ受け取るのではなく、定期的に情報交流する場を設けましょう。
LOADING...
LOADING...