2023.8.31
あなたは「OKRの適切な期間はどのくらいなのだろう。3ヶ月とよく聞くけど、それは短すぎるなぁ」と思ってはいませんか?
確かに一般的には、OKRの見直しは3ヶ月に1度行うとよい、と言われています。しかしそのペースに会社のペースを合わせにくいときは、どうするのがよいのでしょうか。
そこでこの記事では、OKRの適切な期間やObjectives(目標)が頻繁に変わる場合の対応についてご紹介します。
ResilyではOKRを1から学ぶためのセミナーを無料で公開しています。こちらも併せてご視聴ください。
OKRとは、Objectives(目標)とKey Results(成果指標)によって、組織を管理するフレームワークです。達成度が60〜70%になりそうな高い目標を設定することで、従業員や会社の予想外の成長を狙います。
OKR全体について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
一般的には3ヶ月と言われているOKRの見直し期間ですが、適切期間はレベルと目標、成果指標によって異なります。
目標の見直し頻度は、レベルによって以下のように異なります。影響が大きい上位ほど頻度が低く、下位ほど頻度が高いのが見て取れるはずです。
レベル | 目標見直しの頻度 |
---|---|
会社 | 1~2年に1回 |
事業部・部門 | 半年〜1年に1回 |
チーム | 3ヶ月に1回 |
個人 | 隔週〜月次 |
目標とは違い、成果指標はどのレベルでも3ヶ月ごとに見直しが図られます。
見直しの結果必要があれば、成果指標の数値を調整したり、あるいは成果指標を丸ごと変えたりします。
OKRの見直し頻度について多くの企業が抱く疑問や悩みがあります。
3ヶ月ごとにOKRを設定すると時間が足りずにやる気をなくしてしまう、という問題です。
これの対策としてResilyのCEO堀江は、1~2年のOKRと、それの達成につながる3ヶ月ごとのOKRの併用を提案しています。
つまり中長期のOKRを小分けにしたものとして、短期のOKRを設定するわけです。
詳しくは堀江自身が書いた以下の記事をご覧ください。
【参照】「そこ誤解してたら辛い!」OKR勉強会でたくさんの質問に答えてわかった、みんなが誤解していたOKRのあれこれ|horie|note
シード期のスタートアップが抱く問題として、3ヶ月よりも早いスピードで会社の目標が変わる、というものがあります。
会社のスピードとOKRのスピードが合わなければ、OKRの効果は十分には発揮されません。
ここでは会社の目標が頻繁に変わる場合の対応として、以下の2つを紹介します。
OKRにおいて目標とは、ミッションやビジョンに基づいた、大胆でワクワクさせるものであることが一般的です。
しかしこの常識から外れてより抽象的、あるいは根本的なものを設定するのもおすすめです。
例えばGoogleなどに在籍していたTably株式会社の及川卓也氏は、最初期のスタートアップ企業なら「やりたいことを決める」、「半年後に潰れない」もObjective(目標)になりうる、としています。
【参照】及川さんに聞く、OKRの実践的な運用方法──OKRにおける期間設定・レビュー・評価・報酬の考え方 | Biz/Zine(ビズジン)
目標を具体的な事業に関係させてしまうと、その事業がなくなった際に目標そのものを変えなくてはやりません。抽象的な目標を決めることでこの問題を回避できるのです。
先程挙げたのは、OKR本来のスピードに合わせて目標を立てる方法でした。逆に事業のスピードに合わせて、OKRのサイクルを短くすることも可能です。
しかし、サイクルの回転を速める場合は、その分OKR設定やフィードバックにかかる時間も増えます。こちらの対応は、その点を踏まえた上で導入するのがおすすめです。
OKRと自社のスピードをどうしても合わせられなかった場合は、思い切って別の手段を探すのも1つの方法です。
OKR以外の目標管理の方法としては、MBOが一般的です。MBOについては、こちらの記事をご覧ください。
ここではOKRの適切な期間や、OKRと自社のスピードが合わない場合の対応をご紹介しました。
まずは一般的なスピードでOKRを運用してみて、どこがなぜ合わなかったのかを検証しましょう。
OKRを実際に導入し有効的に活用するには、ツールやテンプレートを利用するとOKR本来の価値を最大限発揮し効率的に運用することができます。
「Resily」は国内ツールで唯一OKRに特化したものです。ドラッグ&ドロップでOKRツリーの作成ができ、進捗状況の更新リマインドやチャットツールへの通知などOKRを効率的に運用するための機能が充実。
スプレッドシートやExcelなどでOKRを管理しているけど不便さを感じている、もっと効率的に運用したい、というお悩みをズバリ解決してくれるツールになっています。
他のツールとの違いはOKR特化でOKR関連の機能が充実している点です。タレントマネジメントや人事評価の機能がメインのツールはOKR管理はオプション機能のため、OKRでマネジメントを革新したい!という方には物足りないと感じてしまうかもしれません。
チームや組織のマネジメントの中心にOKRを置きたい、浸透させたいという方にはResilyがおすすめです。
ResilyはSansan株式会社やみんなの銀行など全社的にOKR導入に取り組んでいる企業を中心に170社以上の導入実績があります。
Resilyは20日間無料でツールのすべての機能を試すことができます。クレジットカード登録や商談なしで試すことができるのでまずは使ってみましょう。サンプルOKRが最初から入っているため、これからOKRを始めたいという方でも利用イメージがつかめるようになっています。
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