4つの企業から学ぶOKRの目標例【失敗しないための3つのポイントも紹介】

更新日: 2022年6月2日

「OKRの具体的な設定方法はわかったけれど、実際に企業でどのように目標を作っているか知りたい」

そんな方のために今回は4つの企業の目標例と失敗しないためのポイントを紹介します。

OKRはセオリー通りにやっても上手くいくとは限りません。自社の「マーケットポジション」や「規模」「現状」といった課題要素をふまえて正しい目標を設定する必要があります。

OKRを成功させるカギは「適切な目標の設定」です。
他社の事例を参考にして、自社でどう活かせるかを考えていきましょう。

本記事ではOKRの本家であるGoogleと、国内でOKRを採用し成長を続けているメルカリの目標例も取り上げています。ぜひ参考にしてみてください。

OKRの基本や具体的な運用方法について知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

OKRとは?Google採用の目標管理フレームワークを導入事例を交えて紹介。KPIやMBOとの違いも解説

目次
1. OKRとは?目標例を調べると立て方のポイントがわかる
2. OKRの成功事例を元に目標例を確認
3. アクティブ・コネクターの失敗事例から学ぶOKRが機能しない理由
4. OKRを効果的に運用するためのポイント
5. 職種別のOKRの事例集とテンプレートの作り方
6. OKRを運用する時の注意点3つ
7. OKRを効率的に運用するにはツールの活用がおすすめ
8. OKRで適切な目標を立てて達成を目指し行動する

日本企業の人事評価制度にOKRを取り入れる具体的なOKRの基本知識と日本企業が導入を成功させるためのヒントについて、国内140社にOKRを導入したResilyのコンサルタントが詳しくご紹介します。

OKRとは?目標例を調べると立て方のポイントがわかる

OKRは、Objectives & Key Resultsの略で、日本語では「目標と成果指標」という意味になります。OKRは目標管理手法の一つで、会社と従業員の目標を連動させて組織全体としての方向性を一致させるのが重要です。

OKRでは目標の設定が成功の鍵となります。目標の設定のヒントを得るためには、目標例を調べる方法も有効です。目標例を調べる際に注目したい要素やポイントについて、詳しく確認しましょう。

OKRの作り方&立て方4ステップ!導入と運用を成功させる5つのポイント

目標例を見る際に注目したいOKRの要素とは?わかりやすく解説

目標例を見る際には、OKRの要素に注目する必要があります。OKRには、以下の2つの要素があります。

  • O:Objective(野心的な目標)
  • KR:Key Results (目標を達成するための成果指標)

「O」は野心的な目標を指します。Oの特徴を詳しく見てみましょう。

  • 従業員が達成したいと思える魅力的な目標である
  • 容易に達成できない高い目標である
  • 達成度が60%~70%になるように設定する

目標を設定する際には、従業員が達成したいと思えるような魅力的な内容を目指しましょう。容易に達成できる目標では、企業の生産性向上につながりません。達成度が60%~70%になる目標が最適です。

「KR」は目標を達成するための成果指標を示します。KRの特徴は以下の通りです。

  • 目標の達成度を見るための定量的、具体的な指標である
  • 目標を達成するための目印になる
  • 1つの目標に対して2〜3つ設定する

KRは目標達成に向けて取り組みができるよう、定量的で具体的な指標でなければいけません。目標を達成するための目印として、1つの目標に対して2~3つ設定するのが一般的です。

後ほど紹介する事例集では、自社の目標を立てる際に参考になるように、OとKRの要素に分けて目標例を紹介します。

目標例で注目したいポイント

具体的な目標例を見ると、以下の点がわかります。

  • 目標の立て方がわかる
  • 設定する際の考え方がわかる
  • 注意点が学べる
  • OとKRの具体例が見られる

OKRを導入している企業がどのようにして目標を立てたのかを見ると、自社でOKRを運営する際の目標の立て方がわかります。目標を設定した背景を知れば、設定する際の考え方や注意点も理解できるでしょう。

「Oは野心的な目標」「KRは定量的、具体的な指標」と言われてもイメージがわきにくい場合、具体例が参考になります。OKRを運用している企業の目標例を確認して、自社で運用する際のポイントをチェックしましょう。

OKRの成功事例を元に目標例を確認

まずはOKRを導入して成功した以下の3つの企業の成功事例を元に、目標例を確認しましょう。

  • Google
  • メルカリ
  • 一般社団法人atWillWork

成功事例を見れば、設定の際に何に注目すればよいのかわかりやすいのでおすすめです。

個人のパフォーマンスの限界値を伸ばすGoogleの目標例

Googleは20年前からOKRを実践している代表的な企業です。OKRを導入した成果は大きく、1998年に創業したGoogleはわずか数年で世界を代表する大企業へと発展しました。

世界各地に拠点を持ち、かつ従業員数13万人を抱えるGoogleはどのように目標を設定し、管理しているのでしょうか?

そこにはGoogleが実践している3つの手法があります。

  1. ストレッチゴールの設定
  2. OKRの達成度を数値化
  3. 四半期ごとに全社員に公開

3つの手法について、詳細を紹介します。

1.ストレッチゴールの設定

Googleでは、 自身ができると考える設定値より高い目標(ストレッチゴール)を3つ設定するよう推奨しています。50%の確率で達成できる目標こそが、チーム、個人のパフォーマンスを最大化できると信じているからです。

そして、目標をあえて高く設定することで、達成できなかったとしても社員の成長を促すことが狙いです。

2.OKRの達成度を数値化

Googleはスコアリングという手法を取り入れています。スコアリングシステムとはKey Resultsの達成度合いに応じてスコアをつけるもので、Googleでは0.0〜1.0のスコア幅で表すルールです。

以下の目標例でスコアリングのやり方を見てみましょう。

Objective: [製品名] の収益の成長を加速させる

Key Results:

  1. xx 機能を全ユーザーにリリースする
  2. xx に取り組み、ユーザー 1 人あたりの収益を 30% 増加させる
  3. 収益に特化した 3 つの実験を実施し、収益の成長を促進する要因を特定する

四半期の終わりに結果を0.0〜1.0でスコアをつけます。たとえば2の目標で15%しか収益を増加できなかった場合は半分の0.5、3の目標で3つの実験を全て実施できたら1.0というように、結果に応じて数値を出していきます。

最終的に3つのKey Resultsの平均値がObjectiveの達成度となるわけです。達成度が高すぎる場合は目標設定が簡単すぎると推測でき、逆に低すぎる場合は適切な目標でなかったことが伺えます。

四半期ごとに全社員にOKRを公開

Googleほどの大企業になるとすべての従業員の声を聞き、管理するのは難しいでしょう。

Googleでは四半期ごとに、前期のOKRの結果と、次期のOKRを全社員の前で発表します。それだけでなく、毎週の木曜日に、世界各地にTGIF(Thanks God It's Friday)ミーティングをリアルタイムで配信し、全社員が見られるようにしています。

ミーティングでは社員と経営陣が直接話せるシステムになっており、大きな企業になっても風通しの良いボトムアップな環境を作り上げています。

OKRはチーム・個人が目標を作り、毎週レビューを行い、達成まで完結するボトムアップなマネジメントの手法です。今でもOKRを実践しているGoogleは、これからOKRを導入しようと検討している大企業にとっても良い例となるでしょう。

より詳しくGoogleのOKR運用を知りたい方は下記の記事をご参照ください。

Googleが運用するOKRとは?歴史と流れを説明します

KRをシンプルにするメルカリの目標例

メルカリはGoogleやFacebookにならい、2015年にOKRを導入し急速に成長しました。

メルカリのOKRの特徴は2つです。

  1. Key Resultsはシンプルに
  2. 1on1で適切な目標を設定

Key Resultsはシンプルに

メルカリのOKRは、Key Results(主な結果)をわかりやすく極めてシンプルに設定しているのが特徴です。

通常1つのO(Objective:目標)に対してKRは3〜4つ設定する方法が一般的ですが、メルカリは特にKR(Key Results:主な結果)をシンプルにすることに注力しています。

Objective:USの問い合わせ数を減らそう!

Key Results:

  1. 出品者からの問い合わせを30%にする
  2. 購入者からの問い合わせを20%にする

KRをシンプルにするメリットは、「チーム全員が認識しやすい」「わかりやすく行動しやすい」という2点です。

シンプルなので、達成のための行動に集中しやすくなり大きな成果を見込めます。

特にチームでのOKRを設定する際は、メルカリのようなシンプルなKR設定を意識することが大切です。

1on1で適切な目標を設定

メルカリは個人の1on1を義務付けています。1on1で重視するポイントは2つで、「達成度が50%のものか」「わくわくする目標か」という点を特に話し合います。現実的な目標になるのを避けるために、マネージャーは従業員とよく話し合い、チャレンジングな目標を設定できるようにサポートするのです。

メルカリほどの従業員1,700人前後の会社であれば、あまり複雑な目標を立てず、明確で周りも認識しやすいOKRを立てることが成功に繋がるでしょう。

更に詳しくメルカリの事例を学ぶには、以下の記事を参照してください。

メルカリのOKR導入事例について

一般社団法人atWillWorkの事例から考える個人がOKRを導入する際の目標例

一般社団法人at Will Workは、Googleで働いた経験がある藤本氏が代表理事を務める会社です。創業当初は会社員をしながら二足のわらじで活動をしていました。当然「本業にフルコミットしないことをよく思わない社員もいるかもしれない」と考えた藤本氏は、個人にOKRを取り入れることを決めたのです。

GoogleでOKRを学んだ藤本氏が目標を立てる上で、設定したOKRを周りに公言することを意識しました。

OKR宣言することで周りの理解を得る

個人レベルのOKRでは、導入した際に周りに公言して「何をしているのか」「どのような成果を挙げているのか」を表明するのがポイントです。

藤本氏はOKRを立て、周りに宣言し、達成して周りからの理解と信頼を得るよう努めました。

この「宣言する」「目標を透明化する」というのはOKRにおいて重要な側面です。今回のような個人レベルもですが、組織レベルまで大きくなると、誰がどのような目標を立てて仕事をしているのかが見えなくなります。

周りが見えなくなると、社内のコミュニケーション不足やエンゲージメントの低下にも繋がるでしょう。OKRを全体に公開するというポイントは、大小問わずどの企業も学ぶべき点です。

アクティブ・コネクターの失敗事例から学ぶOKRが機能しない理由

高度外国人専門の人材紹介業を営むアクティブ・コネクターは、OKRを導入した際の失敗事例を公開しています。成功事例だけではなく失敗事例から学ぶのも、自社の失敗を避けるために効果的です。

アクティブ・コネクターでOKRが機能しなかった原因として考えられるのは、以下の3点です。

  • OKRの目標がマーケットから外れている
  • 仮説検証が不十分な目標を設定している
  • 目標が達成すべきものと意識付けられていない

それぞれについて詳細を確認しましょう。

OKRの目標がマーケットから外れている

アクティブ・コネクターでは、会社のOKRがマーケットから外れたためにOKRが機能しませんでした。

通常OKRは、以下の順でトップから落とし込んでいきます。

  1. 会社
  2. 部署
  3. 個人

アクティブ・コネクターがマーケットポジションを置く外国人の人材紹介のマーケットは、短期間でも情勢や世論により激しく変化するという特徴があります。

アクティブ・コネクターはマーケットの変化に対応しきれず、当初立てたOKRがマーケットから乖離してしまいました。初期に決めたOKRが期中には機能しなくなり、結果として個人のOKRも不十分なものになったのです。

変化の激しい市場で戦うベンチャー企業では、変化に対応しきれないケースが多く見られます。

仮説検証が不十分な目標を設定している

仮説検証が不十分な目標を設定したのも、アクティブ・コネクターでOKRが機能しなかった原因の一つです。

Obejectiveは「〜を成功させる」「〜を促進する」といったようにある程度の感性と感覚で作れます。一方、Key Resultsはその達成のイメージを数値化し、測定可能なものにしなければなりません。

アクティブ・コネクターは創業当初からマーケティングに課題を感じていたため、「ウェブサイトのPVとウェブサイトからの登録者数をXXX人に」といった目標を立てました。一見達成可能な数字に見えても、目標には仮説検証とエビデンスが無く、Obejectiveの達成には寄与しなかったのです。

OKRの目標を設定する前に、十分な時間をとって現状分析と仮説検証を行う必要があるとわかります。

目標が達成すべきものと意識付けられていない

目標が達成すべきものと意識付けられていなかったのも、アクティブ・コネクターでOKRが機能しなかった原因の一つです。

OKRでは達成率が60%~70%程度になる野心的な目標を掲げるべきであり、簡単には達成できません。また、OKRは評価と連動されるべきでないともされています。

アクティブ・コネクターでは、上記のOKR特有の側面から、次第に「OKRは達成したら素晴らしいが達成しなくても良いもの」という位置づけになってしまったのです。

OKRを機能させるには、どのように社員を鼓舞しOKRを意識付けるか、工夫が必要だと言えます。

OKRを作る際のチェックポイントについては、Resilyでも無料でダウンロードできる資料を公開しているので、ぜひ役立ててください。

OKRをつくるときに押さえておきたいチェックポイント」を無料でダウンロードできます。

OKR運用にあたって最初に行うObjectiveとKey Resultの設計方法について書かれた資料を無料でダウンロードできます。140社にOKRを導入したResilyだからできるアドバイスも盛り込んでいるので、ぜひご活用ください。

OKRを効果的に運用するためのポイント

OKRを効果的に運用するためのポイントは、以下の3点です。

  • OKRの目標は定期的な面談で見直しをはかる
  • 目標は設定するだけではなく達成に向けて行動する
  • 「企業全体」「部署」「個人」それぞれで目標設定をする

それぞれについて詳細を確認しましょう。

OKRの目標は定期的な面談で見直しをはかる

OKRの目標は、定期的な面談で見直しをはかるようにしましょう。

OKRには目標の修正がきくメリットがあります。目標達成を目指す過程で、OKRを導入している社員に定期的な面談を実施し、目標が適切かどうか見直しをするのは有効な手法です。

実際に、株式会社ココナラでは、定期的に期中に見直しの機会を作っています。

特にスタートアップは、3ヶ月もあれば会社の状況は変わります。クオーターの途中でOKRに変更がないか確認し、精査が必要な場合は経営陣でチェックして決め直しています。

OKRの導入だけでは意味がない!会社を成長させる運用法を投資家・前田ヒロ×ココナラCEO・南が語る

変化の激しい市場で戦う企業は、ココナラの例に習ってもいいでしょう。

目標は設定するだけではなく達成に向けて行動する

目標は設定するだけではなく達成に向けて行動しましょう。

OKRが失敗する原因として、OKRの形骸化があります。目標を設定しただけでは、企業に利益をもたらしません。OKRの目標を設定したら、KR(指標)達成に向けて意欲的に行動する必要があります。

達成に向けた行動が社員自身の成長につながるのもメリットです。

「企業全体」「部署」「個人」それぞれで目標設定をする

OKRを効果的に運用するなら、「企業全体」「部署」「個人」それぞれで目標設定をする必要があります。

OKRでは企業目標を掲げ、企業目標が達成できるような目標を部署や個人の目標として設定するのが重要です。目標を上手くリンクさせて、企業目標の達成を目指します。

それぞれにおける目標設定のポイントを確認しましょう。

  • 企業全体:定性的でシンプルな野心を持って取り組める目標
  • 部署:身近でモチベーションが高められる企業目標にリンクした目標
  • 個人:部署のKRが達成できるような短期間で挑戦できる目標

企業全体の目標は、従業員が野心を持って取り組める高い目標を設定しましょう。企業目標は企業の戦略やビジョンを示す役割も持っているため、わかりやすくしなければいけません。定性的でシンプルな目標にすれば、従業員にも目指す方向性が伝わりやすくなります。

部署の目標は達成のための具体的な取り組みに繋がるため、身近でモチベーションが高められる内容にしましょう。OKRでは企業目標を達成するのが前提なので、部署の目標は企業目標とリンクしていなければいけません。

個人の目標は、部署のKRが達成できるように設定します。挑戦した結果を評価して次の行動に繋げるために、短期間で挑戦できる目標にするのも重要です。

具体的にどのような目標を設定すればよいのか、目標とKRの例を確認しましょう。

企業全体の目標とKRの例

企業全体の目標とKRの例は、以下の通りです。

企業全体の目標例・業界をリードできる企業になるよう生産性を高める・特定の商品でトップシェアを獲得する・新規に顧客を開拓する・顧客満足度の高いサービスを提供する
KRの例・製品の生産量を30%増やす・利益率を20%高める・売上を40%増やす・受注率を30%高める・新規顧客を50件獲得する・リピート客を500人増やす・リピート率を30%増やす・支店を3ヶ所展開する

目標は定性的で、KRは具体的な数値を入れるのがポイントです。

部署の目標とKRの例

部署の目標とKRの例は以下の通りです。

部署の目標例・従業員のコストに対する意識を高める・従業員の生産性に対する意識を改善する・製品のローンチを成功させる・既存の営業先に商品の魅力を再度プレゼンテーションする・顧客に対してアンケートを行い分析する
KRの例・残業の時間を1時間短縮する・売上高を前年と比較して30%アップさせる・チームで1,000万円の売上を達成する・既存の営業先10件に対してプレゼンテーションを行う・3,000人の顧客からアンケートを回収する

部署の目標が企業目標とリンクした内容になっているか、確認しましょう。

個人の目標とKRの例

個人の目標とKRの例も具体的に確認しましょう。

個人の目標例・専門性の高い人材を育成する・顧客のニーズを吸い上げて製品開発に生かす・既存の顧客のフォローをする・新規エリアのマーケティングをする・顧客の意見や感想を分析する
KRの例・採用コストを20%削減する・30万円の売り上げを達成する・既存の営業先2件に対してプレゼンテーションを行う・売上高を前年と比較して30%アップさせる・200人の顧客からアンケートを回収する

部署の目標が達成できるように、役職や経験年数に応じた目標を設定しましょう。

Resilyでは、OKRの設定で押さえておきたいチェックポイントについてまとめた資料を公開しています。こちらから無料でダウンロードできますのでぜひご活用ください。

この資料でこんなことがわかります。

  • Objectiveの作り方
  • Key Resultの作り方
  • 作成のNG例と具体例
  • Resily独自のアドバイス

職種別のOKRの事例集とテンプレートの作り方

OKRを具体的に運用できるように、職種別のOKRの事例集とテンプレートの作り方を紹介します。

OKRのサンプルとして役立つ企業での導入例を確認したい方には、以下の記事を参考にしてみてください。

OKR、成功と失敗の具体例4選。運用のポイントを事例とともに紹介

職種別のOKRの事例集

以下の5つの職種を取り上げて、OKRの事例集を紹介します。

  • エンジニア
  • 営業職
  • 製造職
  • 技術職
  • 事務職

OKR運用のヒントとして役立ててください。

エンジニアの例

エンジニアの場合は以下のようなOKRが考えられます。

O・エンゲージメントを高める・開発の効率を上げる・ページの表示速度を上げる
KR・滞在時間を15%伸ばす・コンテンツの閲覧数を50%増やす・特定のページを経由しての応募者を20%増やす・サーバーの応答時間を0.5%速くする・読み込み時間を3%速くする

営業職の例

営業職では以下のようなOKRが考えられます。

O・売上アップを達成する・新規顧客と見込み顧客を獲得する
KR・新規客を拡大して売上30万円以上を達成する・既存顧客に対して売上50万円以上を達成する・見込み顧客と新規顧客合わせて売上100万円以上を達成する・見込み顧客を30%以上新規顧客に遷移させる

製造職の例

製造業のOKRの例には以下のようなものがあります。

O・工程内不良を削減する・コストカットを意識する・生産量を増やす・作業効率をアップする
KR・工程内不良を1件以下に抑える・廃棄申請額を20万円削減する・1日1回以上商品の品質を確認する・生産量を10%アップする・残業を30分減らす

技術職の例

技術職のOKRの例を見てみましょう。

O・ユーザビリティに優れた製品を開発する・高い評価レビューを獲得する・顧客のニーズに合う製品を製作する・ユーザーのアクティブ率を高める
KR・ロードにかかる時間を20%短縮する・3ヶ月間で新バージョンを提供する・2ヶ月以内に新規機能を導入する・ユーザーのアクティブ率を40%以上に維持する・100件のアンケートを分析して顧客ニーズを調査する

事務職の例

事務職のOKRの例は以下の通りです。

O・資料作成にかかる時間を削減する・書類作成時のミスを減らす・キャンセル率を下げる・コストカットを意識する
KR・資料作成にかかる時間を15%削減する・書類作成時のミスが1週間に1件以内になるようにする・ダイレクトメールを20%多く発送する・キャンセル率を10%下げる・コピーミスを50%減らす・データ入力の時間を10%削減する

OKRのテンプレートの作り方

目標は職種や経験年齢などによって違っても、テンプレートの作成は可能です。OKRを効率よく運用するためにも、テンプレートの作り方を確認しましょう。

テンプレートを作成する際には、以下の項目が必要です。

  • シートの使用者の所属や名前などの基本情報
  • 企業、部署、個人それぞれの目標とKR
  • 達成状況

社内で状況を公表するなら、誰に関する書類かわかるようにする必要があります。シートの使用者の所属や名前などの基本情報を入力する欄を忘れずに作成しましょう。

OKRは企業目標とリンクさせて部署や個人目標を決めていくものなので、「企業」「部署」「個人」それぞれの目標とKRを記入して、きちんとリンクしているかチェックしましょう。

OKRでは振り返りも重要です。目標に対してどれくらいの達成度合いなのか、達成状況の記入も必要です。達成状況は数字で表記するケースが多く見られます。

自社で作成する以外に、すでに用意されているテンプレートを活用する方法もおすすめです。以下の記事ではOKRテンプレートやフォーマットを4種類厳選して紹介しているので、合わせて確認してみてください。

OKRのテンプレート・フォーマット4選!ポイントも紹介します

OKRを運用する時の注意点3つ

OKRを運用する際の注意点は、以下の3つです。

  • 企業全体の目標を立案してから個人の目標を立てる
  • 定期的なコミュニケーションを重視する
  • OKRは人事評価とは切り離す

それぞれについて詳細を確認しましょう。

企業全体の目標を立案してから個人の目標を立てる

OKRでは企業全体の目標を立案してからチームの目標、次に個人の目標と順番に立てるのが基本です。

最初に全体の大きな目標を考えておけば、軸をぶらさず企業に必要な目標を立てられます。

目標は60〜70%程度達成していれば成功と考えましょう。適度な難易度に設定できれば、組織の活性化と成長を促せます。

定期的なコミュニケーションを重視する

OKRを運用する際は、定期的なコミュニケーションを重視しましょう。

OKRのメリットとして、明快な目標の公言によってコミュニケーションが発生しやすいことが挙げられます。

定期的なコミュニケーションを意識的に行うと、組織内の風通しがよくなり、大人数がかかわるプロジェクトも成功させやすいです。

OKRは人事評価とは切り離す

OKRは人事評価を切り離すようおすすめします。OKRと人事評価が結びつくと、達成率が給与に関わるため社員が警戒し、野心的な目標ではなく消極的な目標を立ててしまいやすいです。

OKRは人事評価とは別物であることを社員に説明し、企業の成長を阻害しないように注意しましょう。

目標管理と評価制度を同じフレームワークで行いたい企業はメルカリの例を参考にするといいでしょう。

メルカリはOKRを達成度ではなく、達成するまでのプロセスを評価しています。プロセスがメルカリの掲げるバリューに当てはまっていれば評価対象となるのです。極端に言えば、目標の達成度が0%でも、評価対象になりうるということです。

ほかにもMBOとOKRを組み合わせる手法もあるので、以下の記事を参考に自社に取り入れてみましょう。

OKR、成功と失敗の具体例4選。運用のポイントを事例とともに紹介

OKRを効率的に運用するにはツールの活用がおすすめ

OKRを効果的に運用するには、ツールの活用がおすすめです。OKRでは目標の立て方が最も重要ですが、目標を立てるのに成功しても上手く運用できなければ効果を発揮できません。

OKRでは立てた目標に対する振り返りを行って、達成度を評価する必要があります。

OKRの進捗状況を管理するにはテンプレートを活用する方法もありますが、人数が多い企業では管理が難しいのが実情です。特に20名以上のチームでOKRを運用する場合には、スプレッドシートやエクセルなどの表計算ソフトでは運用が困難になりがちです。

OKRを効率的に運用するなら、専用ツールの導入を検討しましょう。ツールを選ぶ際には、直感的に使えるものがおすすめです。少ない負担で運用できれば、OKRが社内に浸透しやすくなります。

OKRは社内に浸透して初めて効果を発揮するので、ツールを有効活用して企業の生産性を高めるのに役立てましょう。

OKRを使った目標管理でプロジェクトを成功に!「Resily」

Resily」は目標の共有・進捗管理、アクションプランの作成などOKRに必要なコミュニケーションを効率的にするコラボレーションツールです。

世界的スタンダードになりつつあるOKRを、日本でも導入を進めるべく立ち上げられました。ツールの提供だけでなく、OKR専門のコンサルティング(コーチング)も行っており、現在大手企業も含め140社以上に導入されています。

OKRの導入を検討中であれば、ぜひ一度お問い合わせください。

OKRを効率化するツール「Resily」の特長について詳しく知りたい方はこちら

企業のパフォーマンスを最大化させる優れた目標管理ツール「Resily」は、これまでにOKR運用歴のない企業様でも、懇切な導入コンサルティングのサポートでスムーズな導入、活用が図れます。

OKRで適切な目標を立てて達成を目指し行動する

OKRはO(野心的な目標)とKR(目標を達成するための成果指標)によって、組織全体としての方向性を一致させる目標管理の手法で、適切な目標の設定が重要です。適切な目標が設定できたら、目標を達成できるように行動する必要があります。

OKRの立て方に正解はありません。企業の風土や文化によっても最適解は異なります。今回紹介したOKRの目標例と失敗しないためのポイントを元に、自社に合ったOKRの運用方法を見つけましょう。

自社の現状分析から始め、OKRをどう運用したら効果的かを社員も巻き込んで考えるのがおすすめです。

OKR導入を成功させるためのヒントをさらに詳しく知りたい方は、以下の資料をご覧ください。

日本企業の人事評価制度にOKRを取り入れる具体的なOKRの基本知識と日本企業が導入を成功させるためのヒントについて、国内140社にOKRを導入したResilyのコンサルタントが詳しくご紹介します。

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